また、間に合わなかった。時間感覚が、狂いがち。
人の邪魔になるのイヤだから、一席目はロビーでおとなしくしておくことに。
大阪に住んで、落語がすきなのに上方落語をあまりきかない。
笑福亭たま「鉄砲勇助」
まくらで、東京の落語家が、師匠をパワハラで訴えた事件の詳細を語っていた。ここには詳しく記さないが、2年間におよぶパワハラの正体は、すれ違い。そして、こじれた親子喧嘩のようなモノ。これをパワハラで訴えるなんて、ちょっと世知辛い。
落語のネタは法螺噺だが、この師匠と弟子の間で起こったことは事実。ただもう「愛」がなくなって、冗談として受け取れなくなったってことか。絶縁したいってコトか。
母の依存に耐えられなくなって、縁を切った私が言えたことじゃないが、なんかひたすらに、師匠がかわいそうだ。
一連の行為を「パワハラ」って単語で表現するのもどうなんだろうか。「セクハラ」も。とにかく、モヤっとする話。
笑福亭たまさんは、臆せず、ハッキリと意見をいうから、好感もてた。
桂南光「つぼ算」
吉坊さんできいたことある噺。えらくアッサリしてた。というか、拍子抜け。
えっ?こんな40%ぐらいの出力?って思っていた後日、談春さんとラジオで語っていたところによると、落語に対する興味がまったくなくなってしまったんだそうです・・・。うそやん 笑。
立川談春「宮戸川」
なんど聞いたかわからん、談春さんの「宮戸川」。が、今回は叔父さんと叔母さんのなれそめが入っていたり、老夫婦の愛のある会話が膨らんでいた。
叔父さんがどうしてこうも、若い人たちと縁づけようとするのか、そこが見えてくる夫婦愛のある会話だった。
笑福亭鶴二「らくだ」
最近、劇場の座席限定で、意識的に眠ることができるようになった。夜は、どう意識しても薬がなかったら眠れないのに。
なんかちょっと、好みじゃないなって思ってから、目をつぶってきいてみたら、コックリコックリとけっこう眠れた。耳に心地いいテンポと声だったのかな 笑。
大阪におったら寄席で談春さんの落語をきくことが、めったにないから、この機会、ありがたい。
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2024年2月12日
@大阪国立文学劇場
桂文五郎、笑福亭たま、桂南光【仲入】 立川談春、笑福亭鶴二
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