“牛肉”とは違う意味の、BEEFという単語があるらしい。
ややこしいな。
日本に住んでるから、アメリカに暮らすアジア人の卑屈さは、肌感覚でつかめないけど、
いろんな映画や、ドキュメンタリーをみていると、
アジア人、とくに黄色人種は、白人にとって最下層に位置しているのは、前から知っている。
白人にとって、黒人は身近な脅威であるが、
黄色人種は、痛くもかゆくもない存在だときいたことがある。
「よく知らない、分からない」というのもあるだろうが、
アジア人特有の忍耐とか、謙虚さが、白人に見下される理由の一つらしい。
でも、このドラマは白人の差別を真っ向から取り扱っているのでなく、
アメリカに暮らす黄色人種たちが、いかに白人の顔色をうかがって、
遠慮して、ありがたがって、窮屈に暮らしているかを描いている。
怒りや鬱憤を白人に向けたらいいのに、同族に向けているのだ。
韓国人と、中国人と、日本人。
貧困層にいる韓国人男と、中産階級に位置するが高みを目指す中国人女の罵り合いだ。
日本人男と、日本人オバサンも出てくるが、さらに「よく分からん」存在として描かれている。
いわゆる“不思議ちゃん”的な位置。
1時間8話ぐらいあるのだが、終始罵り合っている。
最終話では銃撃戦がおこるが白人だけが死んでいるのには、なにか製作者の意図を感じる。
韓国男と中国女が、徹底的に罵り合い、犯罪レベルの嫌がらせを仕掛け合う。
もう本当に、この罵り合いが長期間にのぼり、手口もどんどん巧妙になっていく。
自分が幸せな期間だけしばし忘れるのだが、ちょっとした失敗が募ると再び復讐しはじめる。
途中で、うんざりするぐらい。
ラストをどう落とし込むのだろうと、怪訝な気持ちになってきた頃、
とある孤立した場所に二人だけが取り残され、
罵りあいながらも、協力し合わなければ、死んでしまうと理解し、
シブシブ協力しあうのだが、罵り合いは本音のぶつかり合いでもあり、
ふたりは唯一無二の理解者であり、友でもあるという展開に。
奥が深いようで、浅いような。
まず、あないに他人に執着して時間と脳みそを使うのは、ムダ。
最大の攻撃は、無視なのに、なんであないに幼稚なんやろうかと。
さすが、韓国人クリエーターと偏見だが思ってしまった。
日本人はあそこまで執拗な逆上劇は、書けないだろう。
だから、このドラマでの日本人像は、アレだったのかと。
複雑な気持ちにもなる。
にしても、日本人役がみな中国人、韓国人俳優っちゅうのが、なんとも・・・。
ま、日本人移民が少ないってのもあんだろうけど。
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2023年
@NETFLIX
監督:イ・ソンジン
出演:スティーヴン・ユァン、アリ・ウォン、ジョセフ・チョー、ジョセフ・リー

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