NETFLIX 逆上 / BEEF アメリカにおける黄色人種のストレスについて | 気むずかしい いろいろ

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“牛肉”とは違う意味の、BEEFという単語があるらしい。

ややこしいな。

 

日本に住んでるから、アメリカに暮らすアジア人の卑屈さは、肌感覚でつかめないけど、

いろんな映画や、ドキュメンタリーをみていると、

アジア人、とくに黄色人種は、白人にとって最下層に位置しているのは、前から知っている。

 

白人にとって、黒人は身近な脅威であるが、

黄色人種は、痛くもかゆくもない存在だときいたことがある。

「よく知らない、分からない」というのもあるだろうが、

アジア人特有の忍耐とか、謙虚さが、白人に見下される理由の一つらしい。

 

でも、このドラマは白人の差別を真っ向から取り扱っているのでなく、

アメリカに暮らす黄色人種たちが、いかに白人の顔色をうかがって、

遠慮して、ありがたがって、窮屈に暮らしているかを描いている。

 

怒りや鬱憤を白人に向けたらいいのに、同族に向けているのだ。

韓国人と、中国人と、日本人。

貧困層にいる韓国人男と、中産階級に位置するが高みを目指す中国人女の罵り合いだ。

日本人男と、日本人オバサンも出てくるが、さらに「よく分からん」存在として描かれている。

いわゆる“不思議ちゃん”的な位置。

 

1時間8話ぐらいあるのだが、終始罵り合っている。

最終話では銃撃戦がおこるが白人だけが死んでいるのには、なにか製作者の意図を感じる。

 

韓国男と中国女が、徹底的に罵り合い、犯罪レベルの嫌がらせを仕掛け合う。

もう本当に、この罵り合いが長期間にのぼり、手口もどんどん巧妙になっていく。

自分が幸せな期間だけしばし忘れるのだが、ちょっとした失敗が募ると再び復讐しはじめる。

途中で、うんざりするぐらい。

 

ラストをどう落とし込むのだろうと、怪訝な気持ちになってきた頃、

とある孤立した場所に二人だけが取り残され、

罵りあいながらも、協力し合わなければ、死んでしまうと理解し、

シブシブ協力しあうのだが、罵り合いは本音のぶつかり合いでもあり、

ふたりは唯一無二の理解者であり、友でもあるという展開に。

 

奥が深いようで、浅いような。

まず、あないに他人に執着して時間と脳みそを使うのは、ムダ。

最大の攻撃は、無視なのに、なんであないに幼稚なんやろうかと。

さすが、韓国人クリエーターと偏見だが思ってしまった。

 

日本人はあそこまで執拗な逆上劇は、書けないだろう。

だから、このドラマでの日本人像は、アレだったのかと。

複雑な気持ちにもなる。

 

にしても、日本人役がみな中国人、韓国人俳優っちゅうのが、なんとも・・・。

ま、日本人移民が少ないってのもあんだろうけど。

 

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2023年

@NETFLIX

監督:イ・ソンジン

出演:スティーヴン・ユァン、アリ・ウォン、ジョセフ・チョー、ジョセフ・リー