映画 バビロン 「ワンス・アポン~ハリウッド」と比べると・・・ | 気むずかしい いろいろ

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映画人は、早死にする。自分で死ぬ人、アル中で死ぬ人、薬中で死ぬ人、殺される人、いろいろ。コロナ禍、ハリウッドスターの早すぎる死のニュースは後を絶たない。

 

“鮮度”が、重要視されるエンタテインメントの世界。

飽きられたら最後。湯水のように使っていたお金は一瞬でなくなり、名声も一瞬で消える。もう誰も見向きもしなくなるどころか「老いぼれ」と蔑まされ、自尊心はボロボロ。

 

ま、そんな栄枯盛衰を描いているのが、この作品だ。

 

鮮烈さや、引き算と掛け算の妙技では「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」よりはるかに劣る。若手監督とよばれるように、未熟さがめだってしまった映画でもある。

 

ワンス~と同じキャストを、よう使ったな。比べられるのは必然やのに。度胸試しか?

 

サイレント映画時代のスターと、

とつぜん現れたセクシーで傲慢で大胆な新人女優と、

メキシコ系移民の成り上がりプロデューサー、

の3人を中心としたハリウッドの狂乱時代を描いている。

 

あれこれがんばって、チャンスをつかんで、どんどん花がひらいて、これ以上ないってぐらい大成功して、疲れて、飽きられて、仕事を失って、見捨てられて、返り咲こうとして失敗して、死ぬる。

 

なんとも後味がわるい。

 

マーゴット・ロビーの超大胆な演技と、乱痴気騒ぎのパーティーシーンはめちゃくちゃ美しかったが、全体的になにを伝えたかったんだろうか?という疑問が残る。

 

ブラピもずいぶん、老いてきた。一抹の、淋しさが。

 

「ワンス~」でディカプリオに感じた、自虐感のある役どころを、

この映画ではブラピに感じた。

 

なかなか残酷な映画ではある。

 

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2023年アメリカ

監督・脚本:デイミアン・チャゼル『ラ・ラ・ランド』
出演:ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、ディエゴ・カルバ、ジーン・スマート、ジョヴァン・アデポ、リー・ジュン・リー、P・J・バーン、ルーカス・ハース、オリヴィア・ハミルトン、トビー・マグワイア、マックス・ミンゲラ、ローリー・スコーヴェル、キャサリン・ウォーターストン、フリー、ジェフ・ガーリン、エリック・ロバーツ、イーサン・サプリ―、サマラ・ウィーヴィング、オリヴィア・ワイルドほか

 

「あの時代は、よかった」系は、あんまし好きちゃうな。史実なら好きだけど。フィクションは、美化が入るから入り込めない。