アート本 死の少女たち: 美少女絵画集① みじかな少女の死 | 気むずかしい いろいろ

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西洋絵画で版権切れした<少女たちの死>を集めた画集。

kindle Unlimitedで公開されている。この1冊におさめられている絵画は888枚。

 

なかには「それ少女?」と思う人物もいるが、現在より半分の寿命だった時代だから多目に・・・。

 

西洋絵画の知識がほぼゼロなので、こういうのを手掛かりに知識を広げていきたいと思うのだ。

 

 

▲画家ポールの妻の死を描いた作品。妻の死を受け入れられず、死に姿を目に焼き付けるために描いたのか。彼女、30歳ぐらいで死んでいるので、少女ではないが、白目をむいて弛緩してる口元が妙にリアル。艶が美しい髪との対比もなんかね。

 

 

 

▲上作のルーズ・ヴェルネの父親が描いた娘の死。父は、描くにつれ娘の死を受け入れてるカンジなのか。

 

 

 

▲画家との関係が不明な、身元不明の女性の死。この絵は1896年作。日本でいうところの明治29年。この時代にこんな薄手の布地があるんだなと感心した1枚。めちゃくちゃ高価だろうから、クロアチアの貴族の娘?

 

 

 

▲ムンクって「叫び」しか知らんなと知識の浅さを思い知った一枚。

 

 

 

▲そしてこれもムンク。「叫び」の後の作品で、この頃からムンクは精神がこわれていったのだと記してあった。Wiki情報だけど。

 

 

▲左はムンク作。なんか見ているだけで不安になる。右は首の角度と赤ん坊が気になる。

 

 

 

▲前作もマックス・クリンガー。どうやらわたしはこの人の作品が好きらしい。

 

 

 

▲絵は好きじゃないけどダヴィンチの死を描いている。みんなに看取られて幸せな人生だったんだな。

 

 

 

▲メインの子のとなりのとなりにも少女が。なにの病気だったんだろうか。

 

 

▲この子はポーランドの孤児。服がやぶれていて切ない。

 

 

 

▲これはショパンの死。死に床にピアノ置いてたんか・・・・。

 

 

 

▲エリザベス一世の死。なんで床なんだろう?と思ったらこの人、晩年うつ病になって床に4日間座り込んで、そのまま死んじゃったらしい。69歳。足腰が痛かったのを、言えなかったんだろうかね。

 

 

 

▲「エレーナイの死」というタイトルがついているが、このエレーナイという女性がどんな人なのかが分からない。でもこのアングルすごい。

 

 

▲わたしの好きなヒエロニムス・ボス。一目でわかるようになってきた。やっぱりDVD買うかな。

 

 

 

▲シンプルな構図が好き。

 

 

 

▲処刑された遺体を見世物にしていた時代がフランスにはあったみたい。死って、魅せられるよね。見たくないのと、見たいの狭間。

 

 

▲このあたりの歴史をいずれ勉強したいと思ってんだけどなかなか手がつかず。暴君ネロの母親アグリッピナの死。そして腕組みしてみるネロ。なんで裸なんだろうな。たしか母も鬼畜系だったような。この時代、みながみな出世のために血縁殺しを平気で繰り返してたから難しいねん。

 

 

▲これ、田舎の農夫なカンジがしてめちゃ好き。殺されたのか、事故なのか。血が流れてないから分からんけど、女性の表情がめちゃ怒ってるから、殺された手なんだろうな。そしてまわりに何もないから、隠れてひっそり暮らしてた人たちなんじゃないかと。構図がいい。

 

 

 

▲「コソボの乙女」とある。民族紛争の中心地でもあるから、えげつない死体の数。民族とか、誇りとか、土地とか、バカみたいなものを守ったり、奪ったり。命より大事なんだね。

 

 

▲「嵐の中の死」。“嵐”とは、なにを指すのかって噺やとおもう。

 

 

 

まだまだつづく。

 

 

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