この監督の「チタン」を見て度肝をぬかれたので、別作品もみてみたくなり。
原題「Grave」は、墓?死?
邦題の「RAW」は、生。生肉の生。
ネタバレです。
チタンほどの度肝抜かれはしなかったものの、普段の生活に溶け込んだ「カニバリズムホラーの」の表現が斬新でおもしろかった。
ベジタリアンだった少女が、大学の新歓パーティーで豚の血をかぶり、うさぎの肝臓をむりやり食べさせられたのをきっかけに、肉の味にめざめた。ルームメイトのゲイの男性と寮をでて、サービスエリアで売っているハンバーガーに喰らいついてから肉の味のトリコに。それ以来、肉のことばかり考えてしまう。ある日、同じ大学に通う姉ともみ合いになり、姉の指がちぎれてしまった。気を失う姉を前にオタオタするも・・・。
ゾンビでもないし、ドラキュラでもない。なにがきっかけでカニバに目覚めるのか、詳細は描かれていない。それだけに不気味さが際立つ。
どういう発想だろうか?と、Wikiをみるのこの監督、父が皮膚科医で、母が婦人科医のようだ。だから、家には普通の家庭にはない医学書や写真があふれて、人間の中身が強烈に頭に残っている状態なんだろう。
着眼点と、展開のさせかたがおもしろい。説明ないのもよしでした。
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原題:Grave
2018年フランス・ベルギー
脚本・監督:ジュリア・デュクルノー
出演:ガランス・マリリエール、エラ・ルンプフ、ラバ・ナイト・ウフェラ、ローラン・リュカ
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