映画 THE ICEMAN 氷の処刑人 70年代に100人以上殺した実在する男 | 気むずかしい いろいろ

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1970~1990年に、マフィアの元で100人以上を殺した男の話である。

実話ベース。やっぱ、実話ベースはおもしろい。

 

2006年に死刑となったリチャード・ククリンスキー

調べてみると、この映画は物語として大きく書き換えられていた。

 

実話のほうが、だんぜんオモシロい。

 

妻と子供を持ち、住宅街に家を持ち、

株のディーラーやってるテイで、マフィアの下請けで人殺しをしていたという。

10年以上、妻と子供にバレずに人を殺し続けた男。

 

100人以上殺しといて、逮捕されへんかったという事実にも驚く。

警察、無能すぎるやろ。


死亡時期をごまかすために、2か月冷凍してから道端に捨てる。

を主なごまかし方法としていたのに、死体処理しないでそのまま放置できるからか、

銃殺や、刺殺をやめて、青酸カリで殺すようになり、事件が発覚。

 

青酸カリのバイヤーに化けた囮捜査にひっかかり、逮捕。

仕事が雑になったとたん、ほころびる。

殺しに限らず、仕事全般、雑にしたらアカンな。

 

いつも優しいお父さんが、殺人者だったなんて、どんな気分だろうか。

罪悪感、ハンパないだろうな。

人を殺したお金で、すくすく育ったわたし・・・。

 

どんな気持ちだろうか。

 

妻の目は、節穴か?

 

アメリカのこの時代のシリアルキラーは、だいたい頭に入っているのに、この殺人鬼のことぜんぜん知らんかった。

 

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2012年アメリカ

原作:アンソニー・ブルーノ『氷の処刑人』

監督:アリエル・ヴロメン

出演:マイケル・シャノンウィノナ・ライダークリス・エヴァンスレイ・リオッタ