小出恵介が、こんなに演技がうまい俳優やと知らんかった。
あたまの悪そうな大学生役、めっちゃうまいやん。
アホ丸出し感が、めちゃくちゃ自然やった。
ながく活動中止してたが、なんか復帰しはじめたと、ネットニュースにあった。
一度のスキャンダルで、若者の未来が奪われるのはほんとうにやるせない。
芸能界は、罪と罰のバランスが悪すぎると思うから、復帰は歓迎したい。
才能ある人は、才能をいかしてたくさん稼いで、納税してもらわないと、
日本はどんどん貧乏になってしまう。
と、こんなことを思いながらみたので、映画としてはイマイチやった。
だいたい、藤原竜也が出演していたら、なんらかの大きな役割があんだろうと見てしまうわたしの性格がアカン。だから、最後になんかあるだろうと思いながらみたから、途中で、だろうなと思ったら、そうだった。
共感できるところは一つもなし。知らない男女4人で、マンションの一室をシェアして健全に暮らすなんて・・・。で、お互い深入りせず、表面的な会話でギリギリの関係を保つとか。その上辺の付き合いが、他人と共存する時に居心地がいい、という若者たちを描いている。
この映画は、そんな上辺の人付き合いではアカンで!
というおせっかいなテーマがある。無関心のままでいずに、深い付き合いをすべし!というおせっかいテーマ。
別に、上辺でもええやん。人に関わるのがしんどいときもあるわ。「みんな、俺にたよってくんだよな」にセリフにあるように、深い関係はメンドウもくっついてくる。だから、無関心になって、荷を背負わずに自由になりたい時もあんだよ。
という気分に。
あんまり好きじゃない物語(テーマ)やった。
4人が暮らすマンション(外観)は、むかし友人が暮らしていたマンションだった。めっちゃ居心地が悪い不気味なマンションやったのを思い出す。その友人は、悩み事があるたびに、延々にメールしてくるものだから、距離を置くことにした。無関心になりたい時もあるのさ。
やっぱり、おもしろくなかった。
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2010年日本
脚本・監督:行定勲
原作:吉田修一
出演:藤原竜也、香里奈、貫地谷しほり、林遣都、小出恵介、波岡一喜、正名僕蔵、キムラ緑子、石橋蓮司
▼香里奈もスキャンダルで人気ガタ落ちした人やけど、この演技力じゃぁ厳しいな。
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