ガイ・リッチー作品の中で、一番好きな作品もかしれん。
息継ぎする間もなく、会話と映像でつなぐ、つなぐ。
そのスピード感は、訳が分からなくなるほどでなく、
50代の脳みそでもぜんぜん、展開についていける。
ロンドンに暮らし、小さい犯罪をくりかえしてその日暮らしをする男たちが、不動産投資でもうけようと、街のドンに声をかけたが最後、裏切りに次ぐ、裏切りと、だましあいとで、金と欲望がどんどん膨らんでいく。
途中で挟まれる、超脱力系のダンスも妙で、誰ひとりパニクったり、焦るやつがおらず、バレそうになっても、平然とした顔で立ち去る。ポーカーのような、マウントの取り合い。
すごいスピード感やったな。編集が、ピカイチやった。
おもろすぎて、あっという間に終わってしもうた。
ロックンローラーのように、あれもこれもと欲望がふくらみ、欲望に溺れる男たちという意味のたいとるだそうです。
_________
2008年イギリス
脚本・監督:ガイ・リッチー
出演:ジェラルド・バトラー、トム・ウィルキンソン、タンディ・ニュートン、マーク・ストロング、イドリス・エルバ、トム・ハーディ、トビー・ケベル、ジェレミー・ピヴェン、クリス・ブリッジス
▼欲を言えば、イドリス・エルバにもっと出番を!!
_______