映画 グリード ファストファッション帝国の真実 | 気むずかしい いろいろ

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芝居、ミュージカル、落語、映画、
後輩、神社・読書・心理・呪いと祟りも。

デザイナー魂もなければ、ファッションにたいする情熱もない。

ただの、金儲けの道具につかうイギリスのファストファッションブランドのCEO。

 

ほんまに、憎たらしい。悪の権化のようなひどいオッサンとオバはん。豊胸手術に、偽物の白すぎる歯。強引すぎる交渉。人を思いやる気持ちは一切なく、すべて自分中心。己がいかに、得するかというゲーム感覚。

 

富を分け合うこともせず、貧しい人々の足元をみて、さらに安い賃金で働かす。なんなんやろうな、この“下々の人間が苦しもうが、死のうが、それが?”的な、憎たらしさ。怒るとか、キライとかそんな次元をこえて、吐き気がする、気持ちの悪い人格。イギリスの伯爵って、みんなこんなカンジなんやろうか。

 

これはせめて架空の話であって欲しいと願ったのだけど、モデルがいたわ。イギリスのアルカディア・グループの

「TOPSHOP」「TOPMAN」というブランドを展開している、フィリップ・グリーンというオッサン。そしてコロナ禍で、すぐ破産申請してた。

 

 

▼どこまで実像とあってるのかわからないけど、“奴隷労働”で捜査されていた。

 

 

 

▼倒産回避のため、元妻が私財を投じて救済を試みたとあるのだけど、にわかに信じられん。

 

 

こういうの見ると、やっぱり大企業の商品は買わず、できるだけ個人で、小さい規模でがんばってる会社の商品を買おうと思ってしまう。お金があっても、心が貧しい人たちだった。

 

あと、モナコ王国について調べたら、あの国もエグイ。金持ちばかり住まわせて、いろいろと投資や買い物させて、消費税は20%。国の財政は、海外から移住してきた金持ちたちが使う、消費税でまかなっていると。モナコで暮らしている人は働かず、観光地やレストラン等で働いている人は、フランスから通いとあった。

 

なんか腹立つ!

 

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2019年アメリカ・イギリス

脚本・監督:マイケル・ウィンターボトム

出演:スティーヴ・クーガンデヴィッド・ミッチェルアイラ・フィッシャーソフィー・クックソン

 

 

▼トラに喰いちぎられた最後は、倒産後にたかってきた他の企業家のことなんやろうな。

 

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<今日のいちまい>

コロナ禍で売り上げがあがった、ユニクロと、無印良品が、メイン商品の値下げをしたニュースをきいたとき、値段下げるより、従業員の賃金や、発注している工場への発注額をあげろや!日本人の賃金上げろ!と思っていたのだけど、まさにそれやった。

 

わたしが、この二社と、ニトリと、100均屋の商品に手が伸びないのは、そんな理由から。ほかにもあんだろうけどね。小さい企業や、個人経営の店を好んでしまう。高いけどね。納得してる。