配信 コメンテーターズ 残念ながら、まったく肌に合わず | 気むずかしい いろいろ

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芝居、ミュージカル、落語、映画、
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評判がよかったので、ギリギリで配信をみたのだが、、、、、。

わたしがあと10歳としをとっていたら、共感できる部分もあったかもしらん。家族や、ちょっとした知り合いも大事に思うような人間なら、気付きもあったかもしれない。

 

でもわたしは他人どころか、親でさえ遠ざける、ひとりでいたい人間だから、この世界で“大事”とされる世界が苦手やった。

 

さらに、わたしはコロナ禍でワイドショーが大嫌いになり、生活者の代弁者なるコメンテーターのコメントにもうんざり。生活者の代弁?居酒屋でのおやじたちの本音?勝手に代表せんといてほしいし、みな同じ意見じゃないし。局地的な愛は、つまるところ他者とのあいだに壁をつくって、差別や排除につながっていく。ワイドショーの存在意義が、まったく見えなくなっている中、この程度の毒では痛快とは言えない。そもそも“スポンサー”というやっかいな存在に一切触れてないし、スポンサーに過剰に忖度する広告代理店にも触れてない。

 

ま、ムリか。そっち側を責めたいわけではなさそうだし。

 

いつも大げさに考えるせいか、大切な人がなんちゃらかんちゃらの、この芝居の本質のセリフにも共感できず。

 

わたしには大切な人はいないし、大切な人といいながら、結局自己愛やん、という荒んだ世界でしか生きてないから、こんな局地的な感情になじめなかった。あと10年先、わたしが身を置く環境が、こんな世界になるのなら、生きているのが辛くなる。

 

先日みたミュージカル“衛生”の世界と、こっちの世界とどっちか選べと言われたら、迷うことなく“衛生”の世界で生きるだろう。

 

「ニュースはもっと、本当のことをやってほしい」というセリフだけ、共感する。芸能人ネタとかいらんから、もっと多くの事件と、事故を正確な情報で放送してくれ。

 

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2021年7月31日 @Streaming+

脚本・演出:鈴木聡(ラッパ屋)

 

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