映画 カーライル ニューヨークが恋したホテル 1泊2万ドル!従業員のホテル愛すごい | 気むずかしい いろいろ

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ニューヨークの「ザ カーライル ア ローズウッド ホテル」に密着したドキュメンタリー映画。

密着するほど、なにがあんねん?と観てみたら、

なんちゅうか、別世界の人が利用する、超特別なホテル。

 

英国のヘンリー皇太子夫妻や、ハリウッド俳優、トップモデルなどの、

超セレブが愛するホテル。

ただたんに、宿泊料が高いだけじゃなくて、おもてなしがすごい。

 

転職があたりまえのアメリカで、

勤続30年以上のベテラン従業員が多く、若手もずっと働いていたいと口にする。

ほぼ永久就職を希望していると口にし、みないい笑顔をしている。

 

フロント、ドアマン、コンシェルジュ、レストラン従業員、ルームサービス係など。

いろんなパートの従業員にインタビューしているが、みなこのホテルを愛している。

とても特別な職場なんだなと感じる。

 

そして、このホテルの利用者はカメラに追われる人が多いから、

ホテルで起こったことはすべて秘密とされている。

誰一人として、しつこく食い下がるインタビュアーに口を割らない。

この徹底した教育はどうやって作るんだろうか。

 

経営者は結構、変わっているにもかかわらず、

従業員たちのスタンスは変わらず継承されている。

これがスゴイなと感じた。

どういうマニュアルがあるんだろうか。

どういう教育システムなんだろうか。

 

利用者が満足するサービスを提供するのは、難しいことじゃないと思うけど、

従業員が満足できる仕事であり続けるのは、すごく難しいことやと思う。

セレブたちのインタビューよりも、従業員のインタビューに注目した。

 

ただし、創業者の娘の双子のばあさん達は、利用者たちの話をめっちゃ喋ってたけどね。

従業員と温度差があるんやろうな。

自分たちの所有物みたいにふるまい、ヤなかんじだった。

 

このドキュメンタリー映画、映画としての出来はそんなに良くない。

正直言って、退屈すぎるし、あと30分は短縮できたはず。

従業員たちが口が堅いせいもあるが、限られた方向からしかこのホテルを取り上げてないから情報としてはとても浅い。

 

でも、こんな徹底したサービスを提供するホテルがあるんやなと思うと、夢がある。

70代の超ベテランコンシェルジュが、寛容じゃなくなった今の時代につかれたと言って、職を辞したのがちょっとひっかかる。

最上階スイートホテル1泊2万ドル。

ハリソン・フォードが泊まる部屋は1泊1100ドル!

 

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2018年アメリカ

監督:

出演:ジョージ・クルーニー、トミー・リー・ジョーンズ、ソフィア・コッポラ、レニー・クラヴィッツ、ケリー・オハラ、ニーナ・ガルシア

 

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<今日のいちまい>

国会で、野党がいちいちダメ出し発言する時に、

新ルールとしてまず、何かを褒めてからダメ出ししたらえんちゃうかな。

一つぐらい褒めれるところはあるやろ。

 

褒めてからダメ出ししたほうが、モチベもあがるだろうし、

中継見る側も、ちょっと興味持つんちゃうかな。

ダメだししかしないから、見ててイヤな気持ちになるから若者が政治に興味持てなくて、

投票率もあがらんのやとおもう。

 

もっと興味持ってもらう工夫したらええねん。

ちょっと一言「〇〇〇は、いいですねー。でも、、、、」てそんだけでも全然変わると思う。

 

時間の都合もあるやろうし、遊んでるんちゃうわ!っていう人もるかもしれんが、

ビジネスの場でも、なごませてから厳しい交渉したりするやん。

 

なにやっても否定ばかりして見えるのは、

TVの編集もあるんやろうけど、これじゃ、政治・政策に興味持てんな。

プレゼン力がない。