舞台 おかしな二人 スペイン人兄弟が登場してからようやく場が盛り上がり | 気むずかしい いろいろ

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大好きなシルビア・グラブが出演しているので、観に行ってきた。

しかもお人形のような平田敦子まで出演している。

 

客席は間隔あけずの全席販売に踏み切っていたのだが、

元宝塚スター二人を主演に迎えても、満席ならず。

土曜日の夕方公演にも関わらず、客入りは8割程度。

 

ざっと見たところ後期高齢者の数がぐっとへり、男性客が増えていた。

女性たちの高音域の笑い声にまじり、

男性客の低音の笑い声があちらこちらでまじり、

いいカンジで客席が沸いていた。

 

やっぱり席が詰まってる時の拍手と笑い声は、

大きさも密度もちがうな。

あとは、まだちょっと抑え気味な笑い声がもどってきたら。

マスクがね......。

 

今回、わたしは12列目でオペラグラスを忘れたので、

細かな表情まで観れなかったのだが、

大地真央は凛として美しかった。

 

TV局の野球担当の制作マンの役で、

ギャンブルで全財産すったダメな男と離婚し、

持て余した時間を女友達とゲームをして楽しむサバサバとした女役だった。

この女のファッションが、70年代プリントの派手な服で、

目鼻立ち、メイク、立ち姿といい舞台映えしていた。

 

一方、旦那に捨てられたばかりで、

ネガティブで、潔癖症で、おせっかいなオバサンを演じた花總まりは、

いつもの女帝感を捨て、大胆にコメディを演じていた。

 

シルビアはいつものクールな女な警察官役で、

存在感があり、スタイルも抜群で、歌なんて迫力満点なのに、

なんで主演作がほとんどないんだろうと不思議に思うぐらい。

 

1幕は女たちのおしゃべりと、

花總演じるフローレンスのグズグズした性格と、

大地演じるオリーブのサバサバした性格の対比を楽しむ展開だった。

 

2幕は、

オリーブがフローレンスのおせっかいに飽き飽きしはじめ、

そろそろ男達とのロマンスを楽しみたいと、

スペイン人の兄弟をホームパーティーに招いた。

だが、フローレンスのメソメソ病がはじまりパーティーは台無しになり、

オリーブとフローレンスの仲たがいがはじまる。

 

芋洗坂係長と渡辺大輔が演じる、スペイン人兄弟が登場してから、

場はあたたまり、笑いが起き始めた。

それまではクスクス程度で、笑い声がおきるほどでもなく。

“男の華”を感じた瞬間でった。

 

踊りはうまいし、歌もうまいし、

カタコトの英語(日本語)のおもしろさもでてるし、

ちょっと平坦だった芝居に、山ができて安心できた。

 

ちょっと正直、女たちだけの会話劇は、

盛り上がりにかけて退屈してたのだ。

 

そして幕が下り、カーテンコール一度あがると、

カーテンコールスペシャルショーがはじまる。

 

芋洗坂係長と渡辺大輔のダンスと歌唱、

大地真央と花總まりの歌唱、

全キャストによる歌唱で幕は閉じた。

 

「おかしな二人」とは関係のない歌も入っていたから、

今回の公演のために特別に考えられたショーなのだろうと思う。

これはオトクだったんじゃないだろうか。

 

基本、ストプレで、

最後に大地真央とシルビアが「虹の彼方に」を少し歌う場面はあったが、

ここまでたっぷり聴けたなら、満足。

 

芝居自体は、盛り上がりに欠け、退屈した。

もっと山場を作れたはずでは?とも思う。

 

17時開演で、19時45分終演。

途中30分の換気休憩あり。

 

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2020年11月7日

@シアター・ドラマシティ

作:ニール・サイモン

潤色・演出:原田諒(宝塚歌劇団)

出演:大地真央 花總まり
シルビア・グラブ 宮地雅子 平田敦子 山崎静代(南海キャンディーズ)
渡辺大輔 芋洗坂係長

衣裳:有村淳(宝塚歌劇団)

ヘアメイク:嶋田ちあき(大地)・林みゆき(スタジオAD)

 

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<今日のいちまい>

明日はいよいよ、「プロデューサーズ」初日。

 

「プロデューサーズ」のチケットは3枚あるのだが、

どういうわけかぜんぶ吉沢亮がキャストの日だった。

1回ぐらい大野拓朗みてみたかった。

 

けっこう通し稽古しているみたいだから、大丈夫とは思うが。

佐藤二朗も出てるし。

とにかく楽しんでこようっ!