じょじょに、劇場に演劇と観客がもどってきた。
お客をいれての大型演劇の一発目と思う。
タイトルに「Social Distancing Version」とあるように、
演者たちは一定の距離をおいて演技している。おそらく1.5mぐらい。
物を渡すときは投げて渡し、
殴りかかる場面は、枕をなげつける。
男女の恋愛場面は、距離を近づけたい場面は、観客に想像させる。
距離を逆手にとって、演出したと三谷幸喜が言っていたが、
確かに、演者たちの距離に違和感がなかった。
そして、脚本がコロナ禍で攻撃された演劇界の背景とぴったりあっていた。
ストーリーや結末を書くのは憚れるので、ここでは割愛するが、
三谷幸喜という人は、あまり過去を振り返ったりせず、
色々なものをそぎ落とすというか、切り捨てていける人なのではないかと思った。
新型コロナ前の演劇スタイルにしがみつかず、
できる範囲でギリギリをせめた演出だった。
台本もかえただろうが、美術が大きく変わったように思う。
あの美術なら一定の距離を保ちやすい。
いつもの三谷作品のように、爆笑する場面がおおく、
特に演劇に理解のない司令官を、お芝居のセリフで振り回す場面は爆笑。
ベテラン俳優役の辻萬長のボケ方と、司令官との掛け合いがオモシロかった。
大泉洋は、理不尽な結果になる損な役回りが本当にぴったりあってる。
自己評価と他者評価にギャップがある役がとてもあっている(笑。
「同期のさくら」に出演していた、竜星涼の演技もとてもよかったし、
浅野さんはさすが!だった。
この舞台、8月に大阪でも公演する予定だから、がんばってチケットとってみよう。
__________
作・演出:三谷幸喜
出演:大泉洋、山本耕史、竜星涼、栗原英雄、藤井隆、濱田龍臣、小澤雄太、まりゑ、相島一之、浅野和之、辻萬長
@PARCO劇場
配信:WOWOWオンデマンド
※今後はStreaming+でも配信あり。
__________
武漢で新型コロナがパンデミックになった時、
政府はなかなか中国からの観光客の受け入れを中止しないことに憤りを感じていたよね。
ワイドショーのコメンテーターは、言葉こそ濁してたがこう言うてたやん。
「新型コロナかもしれん中国人を受け入れるなと」
そして街頭インタビューである中国人がいうてた。
「おまえらチャイナマネーなくて、経済やっていけんの?」と。
GO TO キャンペーンがはじまって、
感染者の少ない府県が
「東京人よ、こんといて!」って言いだすと、差別だ!とこぞっていう。
さらには「東京からの観光客も多いでしょうに(東京人マネーはデカいで)」とのたまうコメンテータがいた。
は?
ちゃうやん。
あんたらは、地方の人間にとってあの頃の武漢の中国人と一緒やねん。
武漢だけじゃなく、中国人となればいっしょくたになった時と一緒やねん。
絶対に感染してないとは言えんやろ。
あの頃の中国人だって、自分は感染してないと思って日本にマスク買いに来てたんや。
一緒やと思わへんのか?
自粛期間中、こんなにワイドショーみたのははじめてだけど、
とても偏った内容で、いつも憤りを感じる。
こんな偏った情報で、右往左往している人が多いのかと驚く。
アメリカで30歳の男が「新型コロナは政府のでっちあげや!」って言うて、
パーティー開催して、感染して自分が死んでたニュースがあった。
アメリカ、どんだけメディアと政府の信用がないねん!って驚いたが、
ワイドショーみてると、日本もいつかそうなるんじゃないかと思えてくる。
なぜいま、他府県の人たちが東京人を恐れるかわからんか?
地方に住む人の気持ちにでもなってみてくれ。
差別やなくて、区別やこれは。
じゃないと、また取り返しがつかん医療崩壊がつづくんやで。
もう少しまともな考えを持った人を出してくれ。バカが多すぎる。

