知らなかった事実を、知れる映画は好き。
昭和52年まで活躍していた日本画家、熊谷守一。
こんな画家がいたなんて、知らなかった。というか、私は知らないことが多すぎる。
軽い脳卒中を起こして以来30年間、豊島区千早の30坪ほどの家から一歩も家から出ず、
庭の動植物を眺めて描き続けたモリの晩年。
モリは家から出ず、朝起きて庭を散歩し、午後からは庭にゴザをひいて昼寝をし、
夕ご飯を食べてからまた眠る。起きているわずかな時間に妻と囲碁をしたり、
先生に絵や書をかいてもらいたい人々と話を交わす。
モリの家にはいつも、ひっきりなしに人が訪れる。これ以上、人が来ても困るからと文化勲章も辞退する。宿の看板を書いてくれと頼まれたら、自分の好きな言葉「無一物」と書く。いろいろなものに無頓着で、自分の世界に没頭する画家。この山崎努の仙人っぷりがすごくよかった。また、そんな旦那に尽くすわけでなく、空気のように寄り添う妻を演じる樹木希林もかっこよかった。年をとっていても頼れる母さん、素敵。
とてもいい映画だったけど、二つのシーンが意味するところが分からなかった。
ドリフターズの8時だよ!全員集合の話はいいとして、タライのくだりと、宇宙人のくだり。
あれは、なんの意味があったんやろうな。
普通に日常を描いていてもよかったと思うのだけど、、、。
平櫛田中の美術展を観た後だけに、当時を想像しやすかったわ。
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2018年日本
監督:沖田修一
出演:山崎努、樹木希林、加瀬亮、吉村界人、光石研、青木崇高、吹越満、池谷のぶえ、きたろう、林与一、三上博史



