1989年アメリカ
監督:オリバー・ストーン
出演:トム・クルーズ 、 ブライアン・ラーキン 、 レイモンド・J・バリー 、 キャロライン・カヴァ 、 キーラ・セジウィック 、 フランク・ホェーリー 、 ウィレム・デフォー 、 トム・ベレンジャー 、 ジョシュ・エバンス 、 スティーヴン・ボールドウィン
「プラトーン」で、戦場でも戦果をあげるために、
味方同士で足のひっぱり合いをする現実を知り、
「ハンバーバー・ヒル」で、前線の銃撃戦の残酷さを知り、
「フルメタル・ジャケット」で、人を殺す教育ってものがあるんだと知り、
本作品「7月4日に生まれて」で、人を殺して生き延びた兵士たちの代償を知った。
80年代は、いろんな意味で、私に“戦争”というものを教えてくれた時代だった。
私の生まれ育った土地は、広島。
原爆が投下された8月6日は、夏休みの登校日。
体育館に集められ、カーテンひかれて、真っ暗な闇の中で、
原爆で焼け野原になった街並やら、ケロイドやら、うず高く積まれた死体の山のスライドをバックに、
涙ながらに訴える被爆者の話を聞かされた。
それも毎年。小学校から中学卒業まで。毎年。
それは幼い子供達にとっては、スプラッターホラー映画よりも恐ろしく、生々しく、
悲鳴をあげる子供、失神する子供が続出していた。
9年間もそんな押し付けがましい戦争教育を受けると、
とても偏った戦争観を持ってしまうのだけど、
80年代の4作品が、私に戦争を俯瞰で見ることを教えてくれた。
感じ方、見方はいろいろだけど、とても感謝している。

