演出:福田雄一、出演:中川晃教、西川貴教、橋本さとし、平方元基、瀬奈じゅん、清水くるみ
オリックス劇場:2400人。満員御礼とはならなかったようだけど、ほぼ満席。福田雄一がツイッターで、ここ最近の中で、かなり自信作のミュージカルと言っていた。納得。
正直、最近の「シテイィ・オブ・エンジェル」「ヤング・フランケンシュタイン」と比べると、ミュージカルとしての完成度は高い。物語がちゃんと歌で伝わる。西川以外は、ベテランのミュージカル俳優が舞台を務める。だから、稽古が早く進んだんだろうな。役者たちのアドリブにも余裕を感じる。
ここ2年で福田監督自身の名も売れ、福田ブランドが確立されたから、人寄せパンダがいなくても、客が呼べるようになったから実現したミュージカルのような気がする。
たった2年でこの変化。この人の若手俳優とSNSを使ったPR戦略はすばらしい。
WOWOWの番組企画でミュージカル界の王道プリンス井上芳雄とのパイプができ、そこからミュージカル俳優たちとコネができ、さらにミュージカルが作りやすくなったんだと推測する。
もひとつメジャーエンターテイメントになれていない、ミュージカル界としても福田雄一の知名度とブランド力は利用価値がある。そんな策略があるかどうかは分からないが、とてもいいWINWINの関係が作れているように思うわ。
客席にも普段のミュージカルとは違うお客さんが多かった。こうやってもっともっとメジャーなエンタメになって、劇場が増えて、良質な演劇・ミュージカルが関西でも上映されると私も嬉しい。
シティーオブエンジェルでもやっていたが、舞台終わり1回目のカーテンコールを終えたら演者全員が、1階の観客席を練り歩く。舞台を近くで観れなかった人もこれでおおはしゃぎ。このメリットは、永遠に終わらないカーテンコールを終了させることができること。またお客さんの印象も上がる。すごいサービスを考えるなと感心。
西川貴教は、普段のように歌い上げると声量がありすぎて、言葉が聞き取れないから、物語を追う意味ではあの歌い方ではアカンと思う。
平方元基は高音域が苦手だけど、歌はうまいし、ストーリーが浮かぶ歌い方で今後も期待大。
福田雄一、やっぱりおもしろいし。毎回、発想の参考になる。
どうしても仕事目線でみてしまうところが、職業病だね。
