せやけど、今日の合唱バトルのミュージカル合唱団には、感動したな。
こんな人数で声をあわせるミュージカルはそんなにないから、
やっぱミュージカルはチケット代高くなってもしゃーないなと思うわ。
だって、技術のレベルが違いすぎるんやから。
あのI LOVE YOUを聞かされた後で、歌うのはものすごく酷やと思ったけど、
あれはあれで、ポップなのりがアンコール曲っぽいイメージあって
ミリオン再生合唱団もすごくよかったわ。
でも、わたし的優勝は、ミュージカル合唱団。圧勝やったけどね。
演歌チームも、SNSチームもすごかったけど。
物語がみえるのは、ミュージカル合唱団やったよね。
伊礼彼方は、今後テレビにめっちゃでるやろうな。かっこよかった。漢らしかった。
◆舞妓Haaaan!!!
脚本:宮藤官九郎、出演;阿部サダヲ、堤真一、伊東四朗
クドカンは、苦境に立っておったり、廃れてたり、する問題を、
説教くさくなくドラマ化するの上手い。
京都の花街のお話。
この映画、わたしが気に入ったのは、阿部サダヲ演じるキャラ。
堤真一演じる野球選手に勝手にライバル心を燃やす、しがないサラリーマンが、
本来の目的をわすれてマウント取り合いをして、どの業界でも成功してしまうという、
リアリティを完全無視して、オモシロ展開を追求したところがオモロイ。
この映画、はじめて見たが、今まで見てなかったの、もったいなかった。
・少年メリケンサック
脚本:宮藤官九郎、出演:宮崎あおい、佐藤浩市、木村祐一、三宅弘城、田口トモロヲ、勝地涼
2009年の映画。15年でこんなに言葉選びが変わってきたのかと愕然とする。
テーマはパンクと、無味な若者と、若いころの燃えた気持ちを忘れたおじさんと。
浮浪者同然の佐藤浩市演じるおじさん相手に、宮崎あおいが露骨に「くさっ」って言ってみたり、
ユースケ・サンタマリア演じるキャラを「ホモ」と言ってみたり。
2024年現在、すべての人を傷つけない表現って・・・・・「ふてほど」を地上波でやってのけたクドカンはスゴイ。
・ゆとりですがなにか インターナショナル
脚本:宮藤官九郎、出演:岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥、安藤サクラ、仲野太賀、吉岡里帆、島崎遥香、木南晴夏、上白石萌歌、吉原光夫、でんでん、中田喜子、吉田鋼太郎
ドラマはみたことない。松坂桃李は、めちゃくちゃ好きな俳優のひとり。
あんな男前が、どうしようもない童貞野郎を演じているのは面白かった。
10年前、ゆとり世代はほんとうに厄介だった。
その世代を代弁するドラマだったのだろうが、
彼らも今では社会人で中心人物になってしまったから、
クドカンにわたしが期待する、擁護・代弁ポイントがなかったのが残念。
すべてにおいて、そんなテーマでなくてもいいのだけど、やっぱり物足りなく思ってしまうのだ。
せやけど、松坂桃李はオシイ男前役、うまいな。
・アトラス @Netflix
ジェニファー・ロペス主演の映画って、なんでこうも、<わたしが!わたしが!>で、すべての画面を自分だけの見せ場にしたがるんやろ。知性もみせたいは、肉体も見せたいわ、強さもみせたいけど、しっかり人間味のある弱さも見せたいし。みたいに、なんか、ウザかった。
・ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー
2回目。シーズン1の衝撃と面白さが忘れられなかったから、
やっぱりシーズン2は、弱いなと思う。
この映画、ドラマ化されるみたいだから、
まひろとちひろの関係がどうなっていくのか、楽しみではある。
この映画、マンガ原作っぽいカンジだけど、オリジナルなトコがよい。
ジョディー・カマーが好き。キリング・イヴ以来のファンなので、
この作品は、キリング・イヴ以前の主演作品である。
13歳で誘拐され、13年後に発見された女性の物語である。
犯人のスキを狙って、ようやく脱出できたアイビーなのだが、
誘拐された事件当時のこと、監禁された時間の詳細を語りたがらないアイビーを
怪しむ警察っちゅう、脚本としては最低なものだった。
今日、ストックホルム症候群があるのわかってんのに、被害者を露骨に犯人として扱う警察の捜査方針に
「そんな捜査ないやろー!」って、ツッコミどころが満載。
ものすごくむつかしい役どころを、微妙な表情で演じるジョディーは、やっぱりうまい!
途中までおもしろかった。
19世紀のイングランドを舞台に、
ゾンビ相手に女4姉妹が暴れまわるという設定がおもろかったんやけど、
男女の惚れたはれたが、どうでもよくなってきて、最後失速。興味をなくす。
・ロストケア
2023年。監督:前田哲、出演:長澤まさみ、松山ケンイチ、柄本明、峯村リエ
そろそろ邦画の社会問題をあつかったジメジメした映画にうんざりしてくる。格差社会やら、高齢化社会やら、介護問題やら、尊厳死やら、深刻な問題を、こんなに真向から取り上げて、おもろないわー。似たような映画ばっかり。見終わった後、中身が思い出されへん。ほんま、似たようなものがっかり。シンドイ。久しぶりの長澤まさみ作品なのに、がっかりやし。
・もう頬づえはつかない
1979年。出演:桃井かおり、森本レオ、奥田英二。
若いころの桃井かおりは、めちゃくちゃかわいかった。
この若さで、この気だるさは当時、そうとうインパクトのある女優だったろうな。
現在、こんな気だるさを出せる女優がいるだろうか。
いまは好々爺を演じる森本レオが、こんなヤな男を演じていたとは驚きであるのだが、
昭和の女性蔑視感にイヤな感じがするのは、ワタシだけではないだろう。
純粋に楽しめなかった。しかし、昭和の学生の一人暮らしは、ホンマの六畳一間やねんな。
2020年。実話ベース。出演:マイケル・キートン。
9.11で命をおとした人、負傷した人へ、国が補償金を支払うことをそうそうに決定した。それは、訴訟大国アメリカにおいて、各々が航空会社や貿易センタービル、保険会社等への提訴が殺到することを懸念したため。企業への訴訟は、アメリカの経済を混乱させ、複数企業の倒産が想定できるから。国は自己責任をのがれたい企業からの圧をうけ、被害者や遺族に賠償金を支払うことにしたのだ。で、その支払額を決めるのは?で、主人公である弁護士の事務所にこれまた国から圧があり無償で担当することに。あなたの娘、息子、夫、父親、母親、旦那のお値段は、XX万ドル。と、簡単に決められるわけもなく、遺族も納得するわけもなく。そんなクソみたいな金額で納得できるか!訴訟じゃ!となってる遺族たちと、値段を決める弁護士事務所との長い折衝の物語。はじめは個を見ることなく、一律計算で冷酷に効率よくこなそうとしていた弁護士ケンだが、同意書にサインしてくれる人がわずかしかなく、国からの圧もあり、ようやく個をみて一人一人の事情に応じて計算するというね。国の仕事のイヤな一面を、一応、人情ドラマでみせてる映画。これを担当した弁護士本人の回顧録をベースにしてるから、こういう描き方になるのは分かるけど、国や企業の無責任さが描かれてないのが、残念。立場上、非難できんのやろうな。
わりとよく見たけど、やっぱり集中力がなくて、細切れにみてしまう。