パリオリンピックも終わり、お盆、水原まつりと続きましたが、あっという間に9月に入った感じです。
今年のお盆は、曜日の関係で私の事務所は8月11日~18日を休みとしました。
 毎年思うのですが、8月13日~15日を国民の休日に制定した方が良いのではないかと思います。旧盆、新盆があるため無理なのかもしれませんが・・・

 ところで今年の9月は、敬老の日(16日)と秋分の日(22日)が祝日となっています。

  まず、敬老の日ですが、私の中では9月15日というイメージです。
由来を調べてみると敬老の日は1947年に兵庫県多可郡野間谷村(現・多可町)で行われた敬老行事をきっかけに、9月15日を「としよりの日」とする運動が全国に広がり、老人福祉法の制定に伴って「老人の日」と改称され、1966年に9月15日が国民の祝日「敬老の日」となったそうです。
 その後、祝日法改正(いわゆるハッピーマンデー法)によって、2003年から9月の第3月曜日に変更されました。

 次は、秋分の日ですが、これも私の中では昼と夜の長さが同じになる9月23日というイメージです。
 これについても由来を調べてみると敬老の日とは違った理由がありました。
1947年までは「秋季皇霊祭」と呼ばれていたのですが、第2次世界大戦後にGHQが皇室とのつながりの深い祭日を排除するため皇霊祭は廃止され、現在は皇室の私事として行われています。
 そして、秋季皇霊祭の代わりとして1948年に「先祖をうやまい、なくなった人々をしのぶ」ことを趣旨として制定されたのが「秋分の日」という祝日です。
 なぜ今年は9月22日が秋分の日なのでしょうか?
これについては国立天文台が日にちを算出し、毎年2月に翌年の秋分の日が閣議決定されているということでした。1949年に116年ぶりに9月22日が秋分の日となりました。その後は2016年、2020年と続きます。しばらくは4年ごとにこれが続く予定です。
 また、1975年は9月24日が秋分の日で、次に24日が秋分の日となるのは2103年の予定だそうです。

 秋分の日等は別として、第●●月曜日を祝日とすると何の日かわからなくなります。由来のある日を無理に動かす必要はあるのでしょうか?

                      所長  須 田 幸 英