私のゴールデンウィークは、毎年お墓参りと山菜取りが定番となっています。今年も4月27日に生まれ故郷の小千谷に行ってきました。

 まず、山菜取りからスタートです。 
中越地震で棚田は崩れ、以前の面影はなくなっていますが、山菜はいつもの場所に出てきます。ウド、ワラビ、木の芽が目的です。
 木の芽(アケビのつるの新芽)は、同じ新潟県でも私の住んでいる下越地方 の人はあまり食べないようです。
 例年だとこの3種類がまんべんなく採れるのですが、今年のウドは大きくなり過ぎて、いわゆる葉ウドの状態でした。木の芽も既にピークは過ぎて細いものしか取れませんでした。結局、ワラビだけがまともな状態です。
 例年この時期は、沢に雪が残っていますが今回は全くありません。
 この冬の小雪が、影響していると同時に、地球の温暖化が進んでいることを実感させられる出来事でした。

 次は、お墓参りです。
 通常、彼岸がその時期ですが、雪がお墓の周りを取り囲んでいるためゴールデンウィークに行くことにしています。
 母は平成12年、父は平成30年に亡くなりました。私が元気な間はこうしてお墓参りに来ることができますが、子、孫の代になったら毎年来るだろうかなどということをふと思いながらお墓参りを済ませました。

 翌日は、娘が孫を連れて帰省しているので、藤塚浜に連れて行きました。
5歳と3歳の孫(いずれも男の子)は、海を見たことがないようで、途中田植前の田に水を張っているところを見て「あれが海?」と何度も聞いてきました。
 藤塚浜に着くと、最初は躊躇していましたが、まもなく水につかり貝殻を拾ったり、砂浜を駆け回ったり元気に遊んでいました。

 こんな感じで、ゴールデンウィークの前半が終了しました。
テレビを見ると海外旅行に出発する人、高速道路の混雑具合のニュース等が流れていますが、私は混雑しているところが嫌いなので、このような過ごし方に満足しています。
 農家の方は田植えがあるため、ゴールデンウィークどころではないと思いま
すが、これから事務所の周りの田が緑色に染まるのが楽しみです。

                        所長  須 田 幸 英