こんにちは那須のSUDA COFFEEです。
今日の那須は雲ひとつない晴天。
放射冷却のせいか、朝は氷点下まで冷えました。
こんな日は、温かいコーヒーを飲みながらの読書が良いですね。
ということで、今回もオススメ本を紹介します。
「電柱鳥類学」スズメはどこに止まってる?
岩波書店 三上修 著
森林鳥類学や河川鳥類学というものはありますが、実際に「電柱鳥類学」というのはないそうですが、北海道教育大学函館分校教授の鳥類学者である著者が、都市に住むスズメやカラスなどの鳥達は明らかに電柱や電線を利用しており、その関係に注目して調査・研究してきました。
確かに、今では街中で鳥達が電線に止まっているのは日常の景色でありますが、電柱が出来るまでは彼らは木々を「止まり木」や住処として活用してきましたが、人間の開発が進んで、木が切られ、鳥達が住むところが失われましたが、その後に建物が出来て、それらに電気を供給するための電線に活路を見つけたのだと思います。たくましい生命力を感じます。
こちらの本には電柱・電線の基礎知識から、なぜ電線に止まって感電しないのか?どんな鳥が、どんな場所に止まるのか?巣作りを巡る鳥と電力会社の「仁義ある戦い」についても書かれています。
ぜひ電線に止まる鳥達を眺めながら、ご一読ください。
毎朝、鳥達の声で目覚める旅の途中のカフェ。
那須SUDA COFFEE