こんにちは那須のSUDA COFFEEです。

9月最終日の今日の那須は曇り。涼しくて、やっと秋らしくなって来ました。

 

昨日の9月29日(日)スイスにて世界選手権ロードレースが開催されました。文字通り、その年の世界チャンピオンを決めるワンデーレースです。

 

サイクルロードレースと言えば、ツールドフランスやジロデイタリアなど、何日間もかけて総合優勝を決めるステージレースと、1日のレースで決着を決めるワンデーレースがありますが、そのワンデーレースの頂点が世界選手権ロードレースと言えます。

 

毎年9月末に行われ、優勝者は1年間世界チャンピオンの証であるアルカンシェルジャージを着用することが出来ます。

 

昨年の覇者であるオランダ代表のファンデルプール、パリオリンピック金メダリストのベルギー代表のエヴェネプール、そしてジロデイタリアとツールドフランスのダブルクランツール総合優勝のスロベニア代表のポガチャルなど、世界各国代表選手が集結し、スイスのチューリッヒ郊外を7周回するアップダウンの多い273.9kmのレースが行われました。

 

 

レースはまだ中盤に差し掛かったところ、なんと残り100kmあたりで、優勝候補のポガチャルがアタック!

 

 

逃げに乗っていたチームメイト(スロベニア)のトラトニックに導かれてトップに躍り出て、それからは残り50kmあたりから独走の勝利!スロベニア人としては初めての世界チャンピオンとなりました。

 

 

そして、この勝利で1974年のエディメルクス、1987年のステファンロッシュに続いて、同じ年にジロデイタリア、ツールドフランス、世界選手権の3冠に優勝するという3人目の「トリプルクラウン」を達成しました。

 

 

ツールドフランスの優勝インタビューで「次の目標は世界チャンピオン」と言っていたので有言実行、真のレジェンドレーサーの仲間入りしましたね。

 
世界選手権ロードレース男子エリート2024ハイライト映像

 

 

ちなみに、10位までの結果は以下の通り、いずれもエース級の勝負の面白いレースでした。その中でポガチャルの強さ、ベン・オコナーの健闘が光りました。そして、ファンデールプールとエヴェネプールは惜しかったですね。

 

残念ながら、日本代表の新城幸也選手は残り160km付近で、落車リタイアとなり、完走はなりませんでした。

 

1位 タデイ・ポガチャル(スロベニア) 6:27:30
2位 ベン・オコーナー(オーストラリア) +0:34
3位 マチュー・ファンデルプール(オランダ) +0:58
4位 トムス・スクインシュ(ラトビア)  
5位 レムコ・エヴェネプール(ベルギー)  
6位 マルク・ヒルシ(スイス)  
7位 ベン・ヒーリー(アイルランド) +1:00
8位 エンリク・マス(スペイン) +1:01
9位 クイン・シモンズ(アメリカ) +2:18
10位 ロマン・バルデ(フランス)
 

 

ポガチャルのアルカンシェルジャージとバイクカラーが楽しみな旅の途中のカフェ。