こんにちは那須のSUDA COFFEEです。
今日の那須は曇り。9月にしては蒸し暑い日です。
さて、サイクルロードレースの頂点、三大グランツールの最終戦スペインを一周する「ブエルタ・ア・エスパーニャー」が終了しました。
今年のブエルタは、お隣のポルトガルをスタートし、8月17日〜9月8日の23日間、総合計走行距離3265km、21ステージ(平坦1、丘陵5、山岳13、個人タイムトライアル2、休息日2)で開催されました。山岳コース中心のスプリンターお断りのレースとなりました。
総合優勝したのは、レッドブルボーラハンスグローエのログリッチ。なんと、ブエルタ総合優勝は4回目で歴代最多となりました。山岳ステージで3勝し、ダニマルやウラソフ、リポビッツなど強力アシストのお陰で、終わってみれば、危なげない勝利でした。ジロとツールのポガチャルに続いて、三大グランツールはスロベニア人の勝利となりました。
総合2位は、デカトロンのベン・オコナー。13日間、総合リーダーを守るも、山岳でログリッチに徐々にタイムを詰められて、終盤19ステージで逆転されました。可能性を秘めて、来年は地元オーストラリアのチーム(ジェイコ)での活躍に期待です。
総合3位は、地元スペインチームのエース、エンリケ・マス。毎回、期待されながらも勝利は出来ませんでしたが、ログリッチに食らいた走りで、総合表彰台は立派な成績だと思います。
新人賞は、リドルトレックのデンマーク人スケールモース。
ポイント賞は、ライバルのファンアールの落車リタイヤにより、アルペシンのオーストラリア人スプリンターのグローブス。
山岳賞は、チームメイトのソレルと山岳賞争うをしながらも、UAEのオーストラリア人ジェイ・バインに。ちなみに、ソレルは総合敢闘賞を獲得しました。
こう見ると、オーストラリア人レーサーの活躍が目覚ましいですね。
また今大会では、地元スペインの育成チーム「エキポ・ケルンファルマ」のカストリーリョやベラデらがステージ3勝と大活躍でした。彼らが、来年はトップのワールドチームで見れることを期待しています。
他にもレッドブルのリポビッツ、DSMのマックス・プールやビットネル、リドルのヴァチェック、UAEのヴァロンチーニなど20代前半の若手選手の活躍が目立つ大会でしたが、一方でヴィズマのヘーシンクやロットのデヘントなど、この大会を最後に引退する選手も多くいるようですね。
いやいや今年も見所満載のブエルタでした。
次は9月末の世界選手権ロードが楽しみな旅の途中のカフェ。
那須SUDA COFFEE