こんにちは那須のSUDA COFFEEです。

今日の那須は朝から晴れて、夏夏夏夏ココナツです。

 

今年はパリオリンピックの影響で、6月29日からスタートした世界最大のサイクルロードレース「ツールドフランス2024」が7月20日(日)にパリではなく、ニースにゴールしました。

 

結果は、1ヶ月前のジロデイタリアを制したポガチャルが、圧倒的な力で勝利を重ねてダブルツールを達成しました。

 

そこで、今年のツールドフランス21日間の熱い戦い、第1ステージから21ステージまで、一気に振り返ってみたいと思います。

(と思いましたが、長くなってしまったので前半・後半にわかることにしました)

 

第1ステージ

 

 

イタリアのフィレンツェをスタートした第1ステージから、劇的な展開が待っていました。今年で最後のツールを明言していたフランス人期待のスター選手バルデが、ツール初出場である若いチームメイトのファンデンブルークのアイストを得て、7年ぶりの勝利。そして、初めてのマイヨジョーヌを獲得しました。

 

1位 ロマン・バルデ(フランス、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)  
2位 フランク・ファンデンブルーク(オランダ、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)  
3位 ワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク)

 

 

第2ステージ

 

 

最近のツールはフランス人が勝てないと言われてきましたが、第1ステージのバルデに続いて、初出場のフランス人選手ヴォークランが勝利。総合ではバルデが遅れて、早速ポガチャルがマイヨジョーヌを着用することになりました。

 

1位 ケヴィン・ヴォークラン(フランス、アルケアB&Bホテルズ)  
2位 ヨナス・アブラハムセン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)  
3位 カンタン・パシェ(フランス、グルパマFDJ)

 

 

第3ステージ

 

 

最初のスプリントステージをエリトリア出身のギルマイがアフリカの黒人選手として初めてのツールのステージ勝利。総合ではタイム差はありませんでしたが、順位差でカラパスがエクアドル人として、初めてマイヨジョーヌを着用することになりました。

 

1位 ビニヤム・ギルマイ(エリトリア、アンテルマルシェ・ワンティ)  
2位 フェルナンド・ガビリア(コロンビア、モビスター)  
3位 アルノー・ドゥリー(ベルギー、ロット・デスティニー)

 

 

第4ステージ

 

 

標高2624mのガビリア峠を有する今大会初の本格的な山岳コース。各選手の調子を図るレースでは、チーム力に勝るUAEのポガチャルが早くもステージ勝利し、直ぐにマイヨジョーヌを取り返すことになります。

 

1位 タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)  
2位 レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)
 
3位 フアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ)
 
 
劇的な戦いは、まだまだ続きます。エディメルクスに並んでツールのステージ34勝のカベンディシュが、ついに前人未到の35勝を達成。引退を撤回してまで臨み、何度もタイムアウトの危機もありながら、今年のツールに大輪の花を添えました。
 
1
マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、アスタナ・カザクスタン)  
2位 ヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)  
3位 アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)
第6ステージ
 
 
第5ステージに続いてのスプリントステージ、もしかしてカベンディシュの36勝目かと思われながら、そうは問屋が卸さず、最強スプリンター対決をフルーネウェーフェンが制しました。(僅差の2位でゴールしたフィリプセンは斜行で降格)
 
1位 ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ジェイコ・アルウラー) 3:31:55
2位 ビニヤム・ギルマイ(エリトリア、アンテルマルシェ・ワンティ)  
3位 フェルナンド・ガビリア(コロンビア、モビスター)
 

 

第7ステージ

 

 

今大会初の個人タイムトライアルは、タイムトライアル世界チャンピオンのエヴェネプールが勝利し、ツール初出場して初ステージ勝利。

 

1位 レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)  
2位 タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)  
3位 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)

 

 

第8ステージ

 

 

登りの集団スプリントを制したギルマイが2勝目。ポイント賞であるマイヨヴェールも見えてきました。残念ながら、ポイント賞候補であったピーダスンは落車に怪我のため未出走となりました。

 

1位 ビニヤム・ギルマイ(エリトリア、アンテルマルシェ・ワンティ) 4:04:50
2位 ヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)  
3位 アルノー・ドゥリー(ベルギー、ロット・デスティニー)
 

 

第9ステージ

 

 

シャンパーニュの「白い道」と呼ばれるグラベルステージを制したのはシクロクロッサーでもあるフランス人テュルギス。ワールドツアー初勝利をツールで飾りました。

 

1位 アントニー・テュルジス(フランス、トタルエネルジー)  
2位 トーマス・ピドコック(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)  
3位 デレク・ジー(カナダ、イスラエル・プレミアテック)

 

 

第10ステージ

 

 

降格処分の第6ステージを含めると3度の2位と、今大会は勝利に恵まれなかったフィリプセンが、やっとの勝利!

 

1位 ヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)  
2位 ビニヤム・ギルマイ(エリトリア、アンテルマルシェ・ワンティ)  
3位 パスカル・アッカーマン(ドイツ、イスラエル・プレミアテック)

 

 

第11ステージ
 
 
今大会2度目の本格的な山岳ステージは、優勝候補の二人が逃げてゴールまでマッチアップ、4月に落車で大怪我したヴィンゲゴーが復活の勝利を果たします。
 
1位 ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)  
2位 タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)  
3位 レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)
 

おっと、長くなってしまったので、今回はここでひとまず終了!

後半の第12ステージから21ステージまでは次回をお楽しみに〜

 
NPBオールスターも楽しみな旅の途中のカフェ。