こんにちは那須のSUDA COFFEEです。
今日の那須は晴れのち曇り、少し蒸すようなお天気となりました。もうすぐ、6月になりますからね…
さてさて、先月の4月12日(金)〜14日(日)幕張メッセで開催された自動車文化の祭典「オートモビルカウンシル2024」その中で行われたトークセッションがライブ配信されていました。
私も尊敬するカーデザイナーの中村史郎氏が「クルマのデザインこの50年を振り返る」というテーマでお話ししていましたので、その内容を簡単に紹介します。
中村史郎氏は大阪府出身。武蔵野美術大学卒業後、いずず自動車に入社。カルフォルニアのアートセンター・カレッジ・オブ・デザインに留学したり、GMのアドバンスデザインセンターを経て、いずずのデザイントップになり、ジェミニ、ピアッツア、ビークロスなど当時のいずず自動車の素晴らしいデザインに多くの貢献しました。
その功績が認められ、1999年カルロス・ゴーンのもとでリバイバルプランを進めていた日産にヘッドハンティング。そこでもデザインのトップとして活躍し、フェアレディZ、マーチ&キューブ、GT-Rのデザインの他、世界の先駆けとなるクロスオーバー車のデザインを仕上げ、デザイナーとては珍しく重役まで登り詰め、デザイナー地位向上を果たしました。
2017年に日産を退職してからは、自らのデザイン会社を設立し。今も現役のデザイナーとして活躍しています。
そんな日本のカーデザイン界でトップを駆け抜けてきた中村史郎氏が、テーマである「クルマのデザインこの50年」について語った際に見せてくれたのは、以下の一枚のスライド
1924年から1974年の50年は、スポーツカー、ファミリーカー、レーシングカーいずれも革新的な進歩を遂げ、デザインも大きく変わっていましたが、1974年から2024年までの、この50年は大きな変化がないことがわかります。
それだけ、50年前に出たランボルギーニ・カウンタックやVWゴルフはエポックメイキングであったと同時に、近年はクルマが安全規制、共用化やコストダウンなどデザインに制約が多くなって来たことに起因することがありますが、まだまだクルマのデザインはやることがあると、中村史郎氏は語っていました。
そうそう、SUDA COFFEEライブラリーにも中村史郎氏の本ありました。ご興味のある方はどうぞ。
中村史郎氏が言うように、これからもっとワクワクするようなクルマが出てくるとイイですね。
カーデザインに興味津々の旅の途中のカフェ。
那須SUDA COFFEE