こんにちは那須のSUDA COFFEEです。
今日の那須は曇り、稲刈りも始まり、彼岸花が咲き始めて、少し秋を感じる季節になってきましたが、皆様お変わりないでしょうか。
秋を感じると言えば、先週末でグランツール最終戦「ブエルタ・ア・エスパーニャ」が終了しました。
とにかく、ユンボ勢の強さが光ったレースでしたね。
今回はそのブエルタの最終週の第16ステージから21ステージまでを、ザックリと振り返ります。
第16ステージ
ブエルタ名物に平坦+山頂フィニッシュステージは主催者の思惑通り、スプリントステージとはならず、最後の山頂で逃げも吸収され、残り4kmでアタックしたヴィンゲゴーが、チームメイトのファンホーイドンクの交通事故からの回復を祈る勝利となりました。
ステージ順位
1 ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク/ユンボ・ヴィスマ)
2 フィン・フィッシャーブラック(ニュージーランド/UAEチームエミレーツ)
3 ワウト・プールス(オランダ/バーレーン・ヴィクトリアス)
第17ステージ
勝負を決める山岳ステージ。総合上位、ステージ優勝を狙うチームや選手たちの前に立ちはだかったのは、アングリルではなくユンボトリオ。最後でクスは少し遅れたものの、ログリッチとヴィンゲゴーが並んでゴールし、ユンボ1-2-3でステージ制覇!
ステージ順位
1 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/ユンボ・ヴィスマ)
2 ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク/ユンボ・ヴィスマ)
3 セップ・クス(アメリカ/ユンボ・ヴィスマ)
第18ステージ
綜合争いから、山岳賞&ステージ勝利にスイッチしたエヴェネプールが見事な逃げ切り勝利。総合勢には変化なかった。
ステージ順位
1 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)
2 ダミアーノ・カルーゾ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)
3 アンドレアス・クロン(デンマーク/ロット・デスティニー)
第19ステージ
総合争いは一休み、スプリンターチームお待ち兼ねの平坦ステージ、ポイント賞トップのグローブスを率いるアルぺシンが集団コントロールするもゴール手前2kmで落車が発生、飛び出すガンナを最後にかわしてダイネーゼが勝利
ステージ順位
1 アルベルト・ダイネーゼ(イタリア/チームDSM・フィルメニッヒ)
2 フィリッポ・ガンナ(イタリア/イネオス・グレナディアーズ)
3 マライン・ファンデンベルフ(オランダ/EFエデュケーション・イージーポスト)
第20ステージ
今大会最長の207.8kmで、難関山岳は無いですが、10の3級山岳が続く難易度高めの油断の出来ないコース。ステージ優勝を狙う選手たちが逃げて、ベテランのプールスがエヴェネプールを破ってステージ優勝。
総合争いは、クスもログリッチ、ヴェインゲゴーと共に集団グループで、危なげなくゴールし、総合優勝を確実なものとします。
ステージ順位
1 ワウト・プールス(オランダ/バーレーン・ヴィクトリアス)
2 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)
3 ペラヨ・サンチェス(スペイン/ブルゴスBH)
第21ステージ
ブエルタ最終ステージは、マドリードでのパレードランと周回スプリントステージ。ポイント賞の可能性もあるエヴェネプールが飛び出すも、今大会1番スプリンターが勝利して、ポイント賞獲得。クスも特別ジャージのチームメイトと無事にゴールして、ユンボはジロ、ツールと合わせて3大グランツール制覇しました。
ステージ順位
1 カーデン・グローブス(オーストラリア/アルペシン・ドゥクーニンク)
2 フィリッポ・ガンナ(イタリア/イネオス・グレナディアーズ)
3 ニコ・デンツ(ドイツ/ボーラ・ハンスグローエ)
各賞ジャージは結果は以下の通り
総合敢闘賞は、山岳賞とステージ勝利で活躍したエヴェネプールに、新人賞は総合4位入賞の若干20歳のアユソが獲得しました。
総合トップ10は以下の通り
同じチームが3位まで独占するなんて、信じられませんね。
ちなみに、ツールマレーとアングリルの山岳2ステージでも3位独占してましたね。
ということで、結果を見ればユンボの3銃士が大活躍、アシストだったクスを勝たせてグランツール3連覇を果たすという歴史的なレースでした。
これからも、しばらくはユンボの時代が続くのでしょうか?
ユンボにジャパンカップ来て欲しかった旅の途中のカフェ
那須SUDA COFFEE