こんにちは那須のSUDA COFFEEです。
今日の那須は小雨、暑さも一休みのお天気です。
グランツール最終戦「ブエルタ・ア・エスパーニャ2023」は、今日から最終週に入り、今週末9月17日(日)マドリードでのゴールを迎えます。ということで、今回は先週第2週目の第11ステージ〜15ステージを、ザックリと振り返ります。
第10ステージ
1回目の休息日明けは、個人タイムトライアル。現タイムトライアル世界チャンピオンのエヴェネプールを破って、元世界チャンピオンのガンナが嬉しいステージ優勝。驚くことにタイムトライアルが得意でないクスが、ステージ13位と健闘し、総合首位マイヨロホをキープしました。
ステージ順位
1 フィリッポ・ガンナ(イタリア/イネオス・グレナディアーズ)
2 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)
3 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/ユンボ・ヴィスマ)
第11ステージ
最近、ブエルタ名物となってきた感のある平坦+山頂ゴールのコースは、スプリンターが残れるか?それとも、逃げ切りが決まるか?通常の平坦コースと違って、なかなかスリリングな展開が予想されます。この日も残り100kmで26選手の逃げが決まり、Gトーマスをアシストするガンナの引きで9人に絞られ、残り300mでアタックした33歳ベテランのヘスス・エラダが地元スペインで嬉しいステージ優勝、合わせて山岳賞ジャージも獲得。総合勢は集団でゴールし、順位に大きな変化ありませんでした。
ステージ順位
1 ヘスス・エラダ(スペイン/コフィディス)
2 ロマン・グレゴワール(フランス/グルパマ・エフデジ)
3 アンドレアス・クロン(デンマーク/ロット・デスティニー)
第12ステージ
スプリンターお待ちかねの平坦ステージ。ゴール前でポイント賞ジャージのグローブス有するアルペシンがトレインを組むも、ルイ・オリベーラの強力な引きでリードアウトしたモラノが会心のステージ勝利!二人の喜びが写真に表れていますね。
ステージ順位
1 フアン・モラノ(コロンビア/UAEチームエミレーツ)
2 カーデン・グローブス(オーストラリア/アルペシン・ドゥクーニンク)
3 ボーイ・ファンポッペル(オランダ/アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ)
第13ステージ
総合争いを占うツールマレーの山岳ステージで波乱が…序盤でデフェンデイングチャンピオンのエヴェネプールが遅れ、最後は終始強さを見せつけたユンボのヴィンゲゴー、クス、ログリッチの1−2−3ゴール。なんと、総合でも1−2−3を独占することになりました。
ステージ順位
1 ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク/ユンボ・ヴィスマ)
2 セップ・クス(アメリカ/ユンボ・ヴィスマ)
3 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/ユンボ・ヴィスマ)
第14ステージ
ピレネー山脈2日目の山岳ステージは、前日の27分以上遅れ、正にバッドディとなってしまったエヴェネプールが、まだまだ諦めない走りで、1日にして復活のステージ勝利!合わせて山岳賞も獲得しました。
ステージ順位
1 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)
2 ロマン・バルデ(フランス/チームDSM・フィルメニッヒ)
3 レナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー/ロット・デスティニー)
第15ステージ
バスク地方の丘陵ステージは、ステージ優勝を狙う選手たちによる逃げが決まり、追走が迫る中での三つ巴の勝負の展開を制したのは元世界チャンピオン36歳ベテランライダーのルイ・コスタ。燻し銀の駆け引きで、ブエルタのステージ初勝利。
ステージ順位
1 ルイ・コスタ(ポルトガル/アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ)
2 レナード・ケムナ(ドイツ/ボーラ・ハンスグローエ)
3 サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア/バーレーン・ヴィクトリアス)
第15ステージまでの総合10位は以下の通り
なんとユンボが1-2-3独占!
ここまで来ると、いったい誰で総合優勝を狙うのか注目されます。
各賞ジャージは以下の通り
総合で遅れたエヴェネプールは、ステージと山岳賞を狙うのか?
まだまだ見逃せないブエルタ最終週は今日から始まります。
明日の第17ステージが楽しみな旅の途中のカフェ。
那須SUDA COFFEE