こんにちは那須のSUDA COFFEEです。

今日の那須は朝は霧で涼しかったのですが、晴れて夏らしい日となって来ました。

 

真夏の祭典「ツールドフランス」が昨日パリでの最終ステージが行われて、全21ステージが終了しました。ということで、今回は最終週の第16ステージから21ステージまでを、ザックリと振り返ってみます。

 

 

2回目の休息日明け第16ステージは、今大会唯一の個人タイムトライアル。

15ステージ走って、ヴィンゲゴーとポガチャルの差は、たった10秒。

二人ともタイムトライアルに強いので、そんなに差がつかないと思っていましたが…

なんと結果はヴィンゲゴーが他を寄せ付けない異次元の走りで、1分38秒の大差をつけての勝利!

これで総合タイムも1分48秒差に

 

ツール・ド・フランス2023第16ステージ

1位 ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ヴィスマ) 0:32:36
2位 タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ) +1:38
3位 ワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ヴィスマ) +2:51

 

 

 

第17ステージは、獲得標高5400mの最難関クィーンステージ。あとが無くなってきたポガチャルにとっては大逆転ステージのはずが、逆に終盤の超急山岳ロズ峠で遅れる。直前のツールドスイスでプロ初勝利をしたばかりのAG2R期待の25歳、フェリックス・ガルが逃げ切りでツール初勝利。ヴィンゲゴーも順調に4位に入り、ポガチャルとは総合7分35秒の大きな差が生まれることになりました。

 

ツール・ド・フランス2023第17ステージ

1位フェリックス・ガル(オーストリア、AG2Rシトロエン)4:49:08

2位サイモン・イェーツ(イギリス、ジェイコ・アルウラー)+0:34

3位ペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)+1:38

 

 

 

 
衝撃のタイムトライアルと山岳ステージの後は、総合争いは一休みと思われる平坦ステージ。
しかしながら、ツール未勝利のチームや選手は手ぶらで終わることが出来ないので、序盤から逃げ屋 vs スプリンターの戦いが行われました。結果はスタートから逃げたスーダルのアスグリーンが、カンペナーツの絶妙な逃げグループに乗り、集団から僅差で逃げて切って、今大会チーム初勝利をゲット。
 

ツール・ド・フランス2023第18ステージ

1位カスパー・アスグリーン(デンマーク、スーダル・クイックステップ)4:06:48

2位パスカル・エインコールン(オランダ、ロット・デスティニー)
3位ヨナス・アブラハムセン(ノルウェー、ウノエックス・プロサイクリングチーム)

 

 

 

 

ツールもあと残り3ステージ。前日同様、ステージ優勝の狙う選手たちによるアタック合戦が続けられて、最後は3人によるスプリント。写真判定の結果、モホリッチがチームメイトに捧げる涙の勝利。

 

ツール・ド・フランス2023第19ステージ

1位 マテイ・モホリッチ(スロベニア、バーレーン・ヴィクトリアス) 3:31:02
2位 カスパー・アスグリーン(デンマーク、スーダル・クイックステップ)  
3位 ベン・オコーナー(オーストラリア、AG2Rシトロエン)
 
今大会最後の山岳ステージ。今シーズンで引退を表明しているピノが、地元で積極的なレース展開で盛り上がる中、最後に飛び出したのは、やっぱりヴィンゲゴー、ポガチャル、そしてガル。
その中からポガチャルが山岳スプリントを制して、意地で雄叫びの勝利をゲット。合わせて、総合2位とチームメイトのアダム・イェーツの総合3位を死守しました。
 

ツール・ド・フランス2023第20ステージ

1位 タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ) 3:27:18
2位 フェリックス・ガル(オーストリア、AG2Rシトロエン)  
3位 ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ヴィスマ)
 
ツール完走者だけに与えられるパリ・シャンゼリゼまでのパレードステージ。
〆のスプリントは、4人のスプリンターがゴールに飛び込み、ボーラのメーウスが初勝利!
2年連続総合優勝を決めたヴィンゲゴーも一緒に戦って来たチームメイト共に無事ゴール。
 

ツール・ド・フランス2023第21ステージ

1位 ヨルディ・メーウス(ベルギー、ボーラ・ハンスグローエ) 2:56:13
2位 ヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)  
3位 ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ジェイコ・アルウラー)

 
 
総合優勝は2年連続ヴィンゲゴー
しばらく、ポガチャルとの2強時代が続きそうですね。
 
 
山岳賞はピーダスンやスケルモースのアシストを受けて最後の山岳ステージで決めたチッコーネ
総合勢に取られなくて良かったですね。
 
 
ポイント賞はステージ4勝でダントツのフィリプセン
 
 
新人賞はまたしてもポガチャル。長く続いた新人賞も今年で最後のようです。
 
 
いやいや、今年のツールも大変面白かったです!
しばらく再放送とダイジェストを肴にお酒が飲めそうですね。
 
既にツールロスの旅の途中のカフェ。那須SUDA COFFEE