こんにちは那須のSUDA COFFEEです。

今日の那須は曇りのち晴れ。気温は20℃を下回り、一気に秋らしくなりました。

また、地元の小中学校が始まり、夏の終わりモードになってきました。

 

そんな中でも、世界最大クラスのサイクルロードレース「ブエルタ・ア・エスパーニャ」は連日熱い戦いが続いています。

 

8月19日(金)〜21日(日)オランダでの開幕3ステージを終えて、8月22日(月)にオランダからスペインへ移動。いよいよ本格的なブエルタの始まりを迎えました。

 

今回は8月23日(火)から28日(日)までスペイン北部で行われた、第4ステージから第9ステージをザックリと振り返ります。

 

8月23日(火)第4ステージ 
ビトリア・ガステイス〜ラグァルディア 153.5km(丘陵)

 

 

ど平坦のオランダ開幕3ステージは、ユンボ・ビズマのチームタイムトライアル優勝とピュアスプリンターの本領を発揮して、サム・ベネットの2連勝に終わりましたが、ここから山岳ステージが続き、本当のブエルタが始まります。第4ステージは2級&3級山岳+上りゴール、そのゴール直前で、登れるスプリンターのトレックのマッツ・ピーダスンがスプリントを仕掛けるも最後にログリッチにまくられて、なんと3ステージ連続2位に甘んじました。総合チャンピオンジャージのマイヨロホはログりっちへ、ユンボのチーム内のマイヨロホリレーが続きました。

 

 

1位プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)
2位マッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード)
3位エンリク・マス(スペイン、モビスター)

 

 

8月24日(水)第5ステージ
イルン〜ビルバオ 187.2km(丘陵)

 

 

バスク州都ビルバオへ向かう第5ステージは、序盤は海沿いの平坦、中盤からは2級、3級の山岳が連続するコースは、長年モビスターのエースとして苦しみ、今年からUAEへ移籍したスペイン人選手のソレルが逃げて、独走の勝利!マイヨロホは、ついにユンボを離れて、昨年ブエルタで落車して大怪我をしたグルパマFDJのモラールへ

 

 

1位 マルク・ソレル(スペイン、UAEチームエミレーツ)  
2位 ダリル・インピー(南アフリカ、イスラエル・プレミアテック)  
3位 フレッド・ライト(イギリス、バーレーン・ヴィクトリアス)

 

 

8月25日(木)第6ステージ
ビルバオ〜アセンシオン・アル・ピコ・ハノ 180km(山岳)

 

 

今年のブエルタ初の本格的な山岳ステージを制したのは、雨と濃霧の坂を淡々と上り、ZWIFTアカデミーからアルペシンへのプロ契約を勝ち取ったオーストラリア人選手ジェイ・ヴァインがプロ初勝利!(濃霧のためゴールの映像や写真が無かったのが残念)そして、2位に入ったエヴェネプールがついにマイヨロホをゲット!

 

 

1位 ジェイ・ヴァイン(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)  
2位 レムコ・エヴェネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル)  
3位 エンリク・マス(スペイン、モビスター)

 

 

8月26日(金)第7ステージ
カマルゴ〜システィエルナ 190.1km(丘陵)

 

 

中盤の1級山岳を越えた後は下り基調でゴールの第7ステージは、5名の逃げが決まり、ゴールスプリントを制したのは元スペインチャンピオンのヘスス・エラダ。12年目のベテランライダーが2度目のブエルタ勝利をゲット!総合勢はメイン集団でゴールし、今まで日替わりマイヨロホは、そのままエヴェネプールがキープしました。

 

 

1位 ヘスス・エラダ(スペイン、コフィディス)  
2位 サムエーレ・バティステッラ(イタリア、アスタナカザフスタン)  
3位 フレッド・ライト(イギリス、バーレーン・ヴィクトリアス)

 

 

 

 

8月27日(土)第8ステージ
ラ・ポラ・リャビアナ〜コリャウ・ファンクアヤ 154.5km(山岳)

 

 

第6ステージに続く1級山頂ゴールの山岳ゴースでは、ピノ、ソレル、タラマエなどステージ優勝を狙う強力なクライマーの中から、ジェイ・ヴェインがプロ2勝目と同時に山岳賞ジャージもゲット!

トレックのピーダスンが逃げに乗って、ポイントを稼ぎ、サム・ベネットからポイント賞ジャージを奪った。

 

 

1位 ジェイ・ヴァイン(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)  
2位 マルク・ソレル(スペイン、UAEチームエミレーツ)  
3位 レイン・タラマエ(エストニア、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)

 

 

8月28日(日)第9ステージ
ビリャビシオサ〜レス・プラエレス 175.5km(山岳)

 

 

スタート前に各チームの強力なアシストであるクス、セリー、プールスのリタイアが発表されて、休息日前の波乱の山岳ステージを制したのは、期待されていながら勝利がなかったアンテルマルシェのルイス・メインチェスがグランツール初勝利!世界王者アラフィリップのアシストを受けたエヴェネプールがライバル達に差をつけてゴールし、マイヨロホを守った。

 

 

1位 ルイス・メインチェス(南アフリカ、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)  
2位 サムエーレ・バティステッラ(イタリア、アスタナカザフスタン)  
3位 エドアルド・ザンバニーニ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)

 

第9ステージまでの総合成績、及び各賞の結果は以下の通り

 

レムコ・エヴェネプールがライバルに1分差以上の差をつけて、マイヨロホをキープ

 

 

 

山岳賞は山岳ステージ2勝のジェイ・ヴァイン

 

 

ポイント賞は、山岳ステージでも逃げてポイントを稼いだピーダスン

 

 

新人賞は総合と同じく、若干22歳のレムコ・エヴェネプール

 

 

休息日明けの第10ステージは、30.9kmの個人タイムトライアル。

得意のエヴェネプールがタイム差稼ぐか?それとも東京五輪金メダリストのログリッチの逆襲なるか?

 

この後もブエルタが楽しみな旅の途中のカフェ。那須SUDA COFFEE