こんにちは那須のSUDA COFFEEです。

今日の那須は曇り。霧雨が降っていたり、晴れてきたりと不安定なお天気です。

 

さて、昨日7月24日(日)世界最大のサイクルロードレース第109回ツールドフランスが終了し、総合優勝はユンボビスマのノルウェー人ヨーナス・ヴィンゲゴー選手の勝利に終わりました。

昨年初出場で、エースであるログリッチの棄権により急遽エースになって2位、今年は自国スタートの中でセカンドエースという立場でしたが、再びエースの落車によりエースの座を獲得。

連覇を狙うUAEのポガチャルとの激戦を制し、見事優勝を果たしました。

 

今回もツールドフランス最終週を振り返ります。

 

7月19日(火)第16ステージ 上級山岳 178.5km

 

ツール最終週の始まりはピレネー3連戦。

上位勢が牽制する中で、強力な逃げが決まり、最後は40km独走でイスラエルのユーゴ・ウルがツールで10年前に亡くなった弟のために捧げたプロ初勝利となる。

 

 

1 ユーゴ・ウル(イスラエル・プレミアテック、カナダ) 
2 ヴァランタン・マドゥアス(グルパマ・エフデジ、フランス)
3 マイケル・ウッズ(イスラエル・プレミアテック、カナダ)

 

 

 

7月20日(水)第17ステージ 上級山岳 129.7km

 

ピレネー2戦目、最大勾配16%のペイギュラート山頂ゴールを制したのは、王者ポガチャル!

ただしヴィンゲゴーも離れず、タイム差なしでゴール。

 

 

1 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ、スロベニア) 
2 ヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ、デンマーク)
3 ブランドン・マクナルティ(UAEチームエミレーツ、アメリカ)

 

 

 

 

7月21日(木)第18ステージ 上級山岳 143.2km

 

今大会最後の山岳ステージは、1位ヴィンゲゴーと2位ポガチャルとの頂上決戦に持ち込まれ、下りでのポカチャルの落車でヴィンゲゴーが待つシーンが見られましたが、ユンボのヴィンゲゴーのアシストリレーで、アンカーのファンアールが最後の山岳でポカジャルを引き離し、ヴィンゲゴーがライバルに1分差を付けてゴール!

 

 

 

1 ヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ、デンマーク) 
2 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ、スロベニア)
3 ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ、ベルギー)

 

 

 

7月22日(金)第19ステージ 平坦 188.3km

 

今回のツールも残り3ステージ。まだ、フランス人の優勝者がいないことが話題になっていたが、なんとユンボでヴィンゲゴーやファンアールトのアシストをしてきたラポルトが最終盤のアタックで逃げてツール初勝利!合わせて、ツールフランス待望の1勝を果たしました。

 

 

1 クリストフ・ラポルト(ユンボ・ヴィスマ、フランス) 
2 ヤスパー・フィリプセン(アルペシン・ドゥクーニンク、ベルギー)
3 アルベルト・ダイネーゼ(チーム ディーエスエム、イタリア)

 

 

 

7月23日(土)第20ステージ 個人タイムトライアル 40.7km

 

40kmと長めの個人タイムトライアル、ガンナやカッタネオなどタイムトライアルスペシャリストが勝利するかと思いきや、今大会大活躍の3選手が1−2−3フィニッシュで大会に花を添えました。

 

 

1 ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ、ベルギー) 
2 ヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ、デンマーク)
3 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ、スロベニア)

 

 

7月24日(日)平坦 115.6km

 

ツールを完走した選手だけの特権であるパリまでのパレード

残り55km、シャンゼリゼ通りのスプリントを制したのフィリプセン。

今大会2勝目、ツール最終ステージで名実ともに最強スプリンターであることを証明した。

 

 

 

 

 

1 ヤスパー・フィリプセン(アルペシン・ドゥクーニンク、ベルギー) 
2 ディラン・フルーネウェーヘン(チーム バイクエクスチェンジ・ジェイコ、オランダ)
3 アレクサンダー・クリストフ(アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ、ノルウェー)

 

 

 

個人総合

 

1 ヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ、デンマーク) 79:33’20”
2 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ、スロベニア)+2’43”
3 ゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアーズ、イギリス)+7’22”

 

 

ポイント賞

ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ、ベルギー)

 

 

山岳賞

ヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ、デンマーク)

 

 

ヤングライダー賞(25歳以下)

タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ、スロベニア)

 

 

チーム総合

イネオス・グレナディアーズ

 

総合敢闘賞

ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ、ベルギー)

 

 

ざっくり今年のツールドフランスを振り返りましたが、ボガチャルvsヴィンゲゴー、ファンアールの大活躍、涙のステージ勝利などなど、やはり世界最高のサイクルロードレースでした。

 

しばらくはツールロスの旅の途中のカフェ。那須SUDA COFFEE