こんにちは那須のSUDA COFFEEです。
今日の那須は晴れ。朝は冷えましたが、昼間は春らしく温かくなるそうです。
今日は2021年3月11日、東日本大震災から10年経ちました。
被災された方には、お見舞い申し上げたいと思います。
10年経って、それぞれ思うところがあると思いますが、今回は当時のブログを見ながら振り返ってみたいと思います。
その頃、SUDA COFFEEはオープンして1年が経ち、お店の方も慣れてきて「るるぶ日光・那須」にも掲載されて、春も迎え、さてこれから!と思った2011年3月11日午後2時46分、大きく長い地震が襲いました。
大きな揺れに、コーヒーカップやお皿など食器が落ちて店内に散乱しましたが、ケガ人や建物も大きな被害もなく、また停電や断水もありませんでした。
その日は早々にお店を閉めて、ニュースを見ると東日本全域で大きな被害が出て、特に東北地方では、甚大被害が出たことが報じられていました。
学生時代に仙台に住んていたこともあって、変わり果てた姿を見るたび、聞くたびに無力感に苛まれながらも、自分が出来ることをしなければと、次の日は臨時休業して、再開に向けて、お店と家の片付けを行いました。
1日で片付けが終わり、幸い電気や水道、ガスも使えたので、3月13日には営業を再開しました。多くの食器が割れてしまったので、すぐに益子のtaro-coboさんに連絡を取りましたが、実は益子窯元さんの被害が大きくて、しばらくは少ない食器で対応することになりました。
それでも、震災の影響でしばらく東北新幹線や東北道も止まっていたので、那須街道もほとんどクルマが通らない状況でした(自転車の方が多い時もありました)
そんな中で、困ったのは計画停電。
原発停止に伴う電力不足のために那須でも計画停電が発表され、その度に営業時間を見直したり、右往左往していました。
そして、クルマ社会の那須で一番困ったのはガソリン。
道路の寸断や停電なので、ほとんどガソリンスタンドが閉まっていて、しばらくガソリンが手に入らない日々が続いて、買い出しに行くのも大変でした。
さらに原発の風評被害によって、那須に来る方も激減しました…
余震も続き不安定な日々が続きましたが、今思えば悪い事だけで無かったと思います。
震災をきっかけに、SNS等を使って地元の方々と情報交換したり、那須を盛り上げようと那須朝市や那須高原ロングライドなどのイベントを行ったりと、その頃に知り合った方が多くいて、それが今の自分の大きな財産となっています。
10年の経験を力に変えて!旅の途中のカフェ。那須SUDA COFFEE