
こんにちは那須のSUDA COFFEEです。
今日の那須は晴れ、先週末の那須は雪が降ってきましたが、SUDA COFFEE周辺は幸い積もることはありませんでした。山頂付近は積雪、凍結があるようなので、くれぐれも準備をして来て下さい。
さて、2018年今年も終わりに近づき、そして来年5月には新天皇が即位され年号が変わるなど区切りの年ですが、SUDA COFFEEでもひとつの区切りがありました。
2011年10月から8年間、合わせて30回以上定期的に開催してきた「SUDA COFFEE古代文字講話会」ですが、2018年11月22日を以て終了することに致しました。
振り返ると2011年は東日本大震災の年、震災の後はいろいろありましたが、また人との出会いも多かった年です。SUDA COFFEE古代文字講話会を開催して頂いた鈴木學先生も、この年に那須に移住して地元の講演会に参加したのをきっかけに知り合いました。書画家でもあり、古代文字研究家でもある鈴木先生は、各地で講演活動をしてきましたが、もっと地元の那須の方々に直接お話が出来たらと、当店にて2011年10月6日(木)第1回のSUDA COFFEE古代文字講話会を開催しました。
テーマは「古代文字とコミュニケーション」
最初はこちらのテーマにピンとこなかったのですが、お話を聞いて納得しました。
現在の文字の元となった古代文字から、なぜ人間は文字を作ることになったのか?
他の人に何かを使えたい、その思いが文字に込められています。
そして、その思いは現代のコミュニケーションとつながっていました。
第1回 SUDA COFFEE古代文字講話会
参加された方からも、「良い時間が過ごせた」「文字を愛おしむようになった」と好評で、また先生の話しを聞きたいとの声があり、古代文字講話会を定期的に開催するようになりました。
それからも人間のコミュニケーションに使う部位である「目」や「手」
「言」「聞」「声」、また情報にも使われている「情」など人と人のコミュニケーションに必要な文字とその由来についてお話をして頂きました。

2011年~2012年までは、月1回のペースで開催して頂きました。
だんだん先生も他の講演活動でお忙しくなったので、2013年からは春夏秋冬の年4回で開催することになりました。それに合わせて、それぞれの四季をテーマにしたお話もして頂きました。
SUDA COFFEE古代文字講話会「2013春」

2016年からは原点に戻って「伝える」をテーマにお話をして頂きました。
SUDA COFFEE古代文字講話会「2016春」

そして、2017年も「伝える」をテーマに「愛」「優」「藝」「由」「柔」「和」など文字についてお話をして頂きました。
SUDA COFFEE古代文字講話会「2017冬」
そして今年2018年…
各地での講演会活動だけでなく、書家として活動されている先生ともお話しして、今年一杯でSUDA COFFEEでの古代文字講話会の定期開催を終了することにしました。

2018年11月22日(木)最後の講話会にも、この8年間続けて参加して頂いた方々が駆けつけてくれました。

鈴木學先生と助手で娘でもある八千代ちゃん、そして平日の夜にも関わらず8年間参加して頂いた皆さん、大変ありがとうございました。このような良い時間を過ごす場として、当店を使って頂いて、とても嬉しかったです。
私もお話を聞かせて頂いて、昔の人々の文字に対する思い、そして日本語の美しさを感じさせられました。これからは、もっと文字と言葉を大切にしていかなくてはいけませんね。
ところどころ紹介させて頂いた(乱筆で申し訳ありませんが)先生の文字を書き写させて頂いたスケッチブックは宝物となりました。
ひとまず今回で、SUDA COFFEE古代文字講話会の定期開催は終了しましたが、もしかしたら不定期で開催することもあるかも知れません。また、その時はご参加下さい。
那須のカルチャーステーション旅の途中のカフェ。那須SUDA COFFEE
