すだレポ020 ゼロ・ウェイストセンター(上勝町) | すだレポ
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第3弾は、「上勝町ゼロ・ウェイストセンター」!!

2003年に日本で初めて『ゼロ・ウェイスト宣言』を行い、ごみをゼロにする目標を掲げた上勝町!!
『ゼロ・ウェイスト宣言』から17年経った昨年、5月30日(ごみゼロの日)に「上勝町ゼロ・ウェイストセンター」がオープン!
今回は、昨年、大学卒業後、上勝町に移住し、ゼロ・ウェイストセンターで働いている大塚 桃奈(おおつか ももな)さんにお話を聞いてきたですだち
星


                                                             ゼロ・ウェイストセンター内の交流ホールで
                             大塚さんにインタビューカラオケ

 

すだちくん「大塚さん!今日は取材、よろしくお願いしますですだち☆
       まず、この建物の意味を教えてほしいじょ
音符


大塚さん「すだちくん!この建物は上から見ると、疑問符『?』の形をしていて『WHY なぜ』という意味が  

      込められているよグッ

      この『なぜ』というのは、『なぜ物を作るのか、なぜ物を買うのか、なぜ物を捨てるのか』という生

      産・消費・廃棄の過程で、何気なく行っている行動について、疑問を投げかけることで『ごみの  

      ない社会を一緒に目指しませんか』というメッセージを発信しているんだよ。」
 

 

 

すだちくん「そんなメッセージが込められているんだぁ!すごいですだち!
       建物の意味は分かったけど、ここ上勝町ゼロ・ウェイストセンターってそもそも何です 

       だちか?


大塚さん「このセンターは、住民の方が使うゴミステーションに併設して町外の方も一緒にごみから学ん

      だり、交流したり、滞在したりするような空間があって、去年、従来あった建物に加えて新たにオ

      ープンしたよ。」


すだちくん「ごみを捨てるだけの場所じゃないんですだちね音符
       ここを作ったきっかけや目的を教えてほしいじょ!!


大塚さん「きっかけは、上勝の人口がどんどん減少している中で、全国的にどこにでもある過疎という課

      題に対して、上勝だからこそ発信できるものは何かと考えた時に、町の人が取り組んできたゼ   

      ロ・ウェイストを活かしていきたいと思ったんだ。

      上勝は2003年に『ゼロ・ウェイスト宣言』を発表してから今年で18年経って、町のリサイクル  

      率は8割を達成しているんだけど、残りの2割の達成が難しい状況だから、町外の方が集まっ

      て一緒に解決方法を考える場所を作ったんだよ。上勝のゼロ・ウェイストを体験してもらって、解  

      決のためのヒントを見つけていこうということで始まっているよ。」


すだちくん「なるほどキラキラ
       この建物で、できることをもっと詳しく教えてほしいですだち!


大塚さん「町外の方が楽しめる空間として、『くるくるショップ』があるよ!
      ここは、町の人が持ち込んだ中古品・リユース品が置いてあって、誰でも自由に持ち帰ることが

      できるよ!
      その隣に、『交流ホール』!交流ホールはレンタルスペースとして貸出しもしていて、セミナーや

      ワークショップ、イベント用として使うこともできるけど、いつもはサロンスペースとしてオープンし

      ているよ。
      他には、同じくレンタルオフィススペースになっている『ラボラトリー』があるよ。」

 

        
         くるくるショップ見学~流れ星                  交流ホールで休憩中ルンルン

 

すだちくん「他には~??


大塚さん「ゼロ・ウェイストアクションをコンセプトにしている『宿泊体験施設HOTEL WHY』があるよ!

      ホテルには、アメニティ類を置いていないから、旅に来る前からごみをどうしたら出さずに済む 

      のかといった、ゼロ・ウェイストのヒントや問いかけを感じてもらう施設になっているよ。

      ホテルに泊まった方は泊まっている時に出た、ごみの45分別をごみステーションで体験できる

      よ。」


        
ホテルには4部屋の客室があるじょキラキラ                客室の中はこんな感じ!

 

 

すだちくん「そんなに、たくさんのことがこの建物でできるなんて、びっくりですだち!

       この施設を使う人は、石けんやお茶・コーヒーも自分が「必要な分」だけ量ってとって

       使うって聞いたじょ。

       ホテルのソファーとかもリユースしてるって聞いたし、普段当たり前に感じていることか

       ら気づくのは、大事なことだなって思ったですだちキラキラ


大塚さん「さすが、すだちくん!ここに来て、感じてもらいたいことを言ってくれて嬉しいよ!

      ホテル以外にも、交流ホールやラボラトリーの机やイスもリユース品やアップサイクル品を活用

      しているよ。」


すだちくん「褒められてしまったじょ(照)
       ところで、大塚さんは県外出身って聞いたけど、なんで上勝に来たですだち
?


大塚さん「出身は神奈川県で、去年の春に大学を卒業して、上勝に来たよ!

      私はファッションが好きなんだけど、服の大量生産・大量消費・大量廃棄が当たり前になってい

      る中で、長く服を楽しみ続けるには、ちゃんと循環ができる服を作っていかなきゃって思ったん  

      だ。それでも、どんどん作り続けたら、やっぱり環境への負荷が大きいよねアセアセ

      だから、それ以外の生活でも『どうしたらごみの出ない暮らし方や選択肢を作ることができるの

      か』と考える中で、自然と人と近い距離で自分も暮らせたらいいなと思って、上勝に来たよ。」


すだちくん「徳島に来るまでに、そんなことがあったんですだちか!
      (ボクのことを知ってくれているか気になるところだけど(探))

      大塚さんはボクのこと知ってくれていたですだち??


大塚さん「すだちくん~!知ってたよOK

      会うのは今日が初めてだけど、『初めまして』って感じがしなかったよ!


すだちくん「ボクのことを知ってくれていて、嬉しいじょ音符
       徳島に来て、どこが好きになったか教えてほしいですだち!」


大塚さん「私は、上勝の自然や町に住む人と触れ合うことに魅力を感じているよ拍手

      休みの日はダム湖でSUPしたり山登りしたり、棚田のお手伝いも今年からやっているよ。

      今はもう慣れちゃったんだけど、神奈川に住んでいたから自然の音しか聞こえないっていうのは

      最初新鮮だったなあキラキラ


すだちくん「なるほど!音のことは思ってもみなかったじょハッ
       徳島を気に入ってくれてて、ボクも鼻が高いですだち(嬉)星
       最後に、これからの目標を教えてほしいじょ!」


大塚さん「まず、大きな目標としては、やっぱり名前にもついているゼロ・ウェイストの取組を町外の方も

      巻き込みながら一緒に広げていくことだよ!

      なるべく、ごみになるものをゼロに近づけるために、企業等と連携して社会の中で実現できるよ

      うにしていきたいな。

      そして、オフィスのリモートワーク利用やホテルの宿泊体験にたくさんの人に来てほしいなって   

      思っているよ。

      あと、上勝に住む若者としては、ここに若い人がチャレンジしに来てもらって、仲間を作っていけ 

      たらいいなって思っているよ。大学生のインターンシップ生が来てくれているけど、その方達が

      友達を連れて来たり、卒業研究で戻って来てくれたりしているから、その繋がりを大切にしてい

      きたいな!

                                      大塚さんと記念に一枚カメラ