テレビ番組で、東京都の新しい知事に「何を期待し、何をやってほしいですか」という質問を町で都民に聞いていました。若い人が多かったのは、テレビ局の意向なのか、たまたま若い人が多かったのか、それとも昼間の都内ですから、高齢者が少なかったのかは判りませんが。

 

その質問への回答は、ほとんどが子育て支援や授業料免除、そして物価高対策などで、要するに「金をくれ」というものばかりでした。そして、都政と国政の区別がついていないと思いましたね。国でも東京都でも、生活の補助をしてくれる人を望んでいるということなのでしょう。これなら、甘い餌を目の前に吊るせば当選できるのではないかと思いましたね。

 

石原慎太郎氏は、都知事になった時、東京から国を変えると言って、排気ガス対策や尖閣の購入といった本来国が考えるべきことを実行しました。尖閣は野田政権に横取りされて実現できませんでしたが。今なら、太陽光発電や原発のエネルギー対策やマンション購入などの外国人規制などを期待する人は居ないのですかね。

 

マスコミは、小池と蓮舫の戦い一辺倒の報道の仕方ですが、それも政策はそっちのけで、二人の戦い方ばかりを取り上げていますが、これでは、結局人気投票にしかならないと思います。誰が、これが本当の都知事が目指す方向だということを訴える候補者が出てこないものか。

 

 

そして、蓮舫という女、本当にイヤな女ですね。この1週間の蓮舫氏は、12日の都議会定例会最終日に小池氏が出馬表明した際、ほぼ同時刻に立憲民主党に離党届を提出し、記者団にぶら下がり取材を行いました。そして、小池氏が14日に会見を開いた同時刻は、蓮舫氏は日本外国特派員協会で会見に臨みました。

 

更に、小池氏が今日公約を発表する方針を示すと、蓮舫氏も街頭演説で今日公約を発表するとし、そして、今日、小池氏が公約を発表しましたが、蓮舫も公約を発表するという、全て小池氏の動向に合わせて、メディアに露出しているのです。

 

これでは小池氏がかわいそうというか、同情したくなります。東京都知事選の告示日が2日後になりましたが、立候補する無所属となった蓮舫参院議員は、X(旧ツイッター)で自身の公約について「7つの約束」とすることを明らかにしました。ここまでやると、却って小池氏に同情票が集まっても不思議では無いかもと思ってしまいます。

 

そして、蓮舫氏は3選を目指して出馬する小池百合子都知事が初当選した平成28年の知事選で掲げた「7つのゼロ」と同じ「7つ~」を掲げることで、自身の公約と比較させる狙いとみられますが、ここまで小池氏を意識するとなれば、これは都知事になって東京都を良くしたいなんてことではなく、小池氏を潰したいという思いだけで立候補したのではないかとしか思えません。

 

国会議員選挙でも地方選挙でも、ここまで喧嘩腰で対抗候補を攻撃するというのはこれまで見たことも聞いたこともありません。問題発言かもしれませんが、「やはり中国の血が流れているから」と感じます。