小池現都知事がやっと都知事選に立候補を表明しました。カイロ大学卒業が大きな問題にならなければ、現職有利もあって当選確実というところでしょうか。そんな時、一番の対抗馬とマスコミが持ち上げている蓮舫氏は、街頭演説が公職選挙法違反だと指摘されたり、共産党のビラが蓮舫氏支持の選挙ビラだと問題にされたりで、大変な状況になっていますね。

 

そて、蓮舫氏は、都知事選立候補に向けて立民に離党届を提出し、『オール都民』という、どこかで聞いたような歌い文句を掲げましたが、身内ともいえる立民の泉健太代表がそっぽを向きそうですね。仲間から冷たくされても『オール都民』なんですかね。

 

泉代表は、無所属で立候補する同党の蓮舫参院議員について、推薦や支持はしない考えを示したのです。「支援」にとどめることで政党色を薄め、幅広い層への浸透を図る狙いがあるという見方もあるようですが、現実に公示後の選挙戦で選挙カーには乗らないということだと思いますから、必然的に積極的な応援は出来なくなるでしょう。

 

ラジオ放送の番組に出演した立憲民主党の泉代表は、東京都知事選に出馬表明し、立民に離党届を出した蓮舫参院議員を推薦しない可能性を問われ、「それは十分あり得る」と述べたのです。蓮舫氏を巡っては、国民民主党の玉木代表が「共産党と一体となって活動する候補者の応援は困難」として推薦を見送る方向ですし、立民の最大の支援団体である連合も距離を置いています。

 

蓮舫氏はこれまで、泉氏に対して「発信力や発言力、リーダー力が十分ではない」など繰り返し批判しており、両氏の関係はとても良いとは言えません。更に、泉氏は、小池都知事と蓮舫氏の事実上の一騎打ちとなるとの見方を示し、「政党間の争いより、キャラクターの立っている小池氏対蓮舫氏だ。どの党がということはあまりないと思う」とも語っているのですが、取りようによっては、勝手にやってよという風にも取れるのですが。

 

同時に「蓮舫氏主導で『オール都民でやっていく』といっているから、広く都民に訴える姿勢で、これからもやっていくのではないか」とも言及。立民として静観する考えをにじませたそうです。

 

都知事選を巡り、共産党や社民党は蓮舫氏を支援する考えを鮮明にしていますが、国民民主の玉木氏は、基本政策が異なる共産党と蓮舫氏が組む姿勢を疑問視し、「共産主導の候補予定者に見えてしまう」と指摘していますし、連合東京も、蓮舫氏ではなく小池氏を支持する方向で、連合の清水事務局長は、蓮舫氏が共産党と一体となって行動しているとして「まるで共産党の公認候補のようだ」と批判しています。

 

確かに、今回の蓮舫氏は、立憲民主党というよりも共産党員のような印象ですし、立憲共産党という良い方がぴったりのような印象です。これは、決して立憲民主党にとっては良いことでは無いと思いますね。蓮舫氏に投票しようかなと思っていた有権者が、そこまで共産党と同じなら投票しずらいと思っても不思議ではありませんからね。