国会は、政治資金規正法改正案について、公明党と日本維新の会の主張を織り込んだ再修正案を提示して両党の協力を取り付け、成立する見通しになりましたが、この間、自民党議員には何の説明も無く、首相独断での法案修正が続きました。この結果、自民党内では岸田首相のやり方に批判が大きくなっているようです。まあ、当たり前ですね。

 

そして、政治資金規正法改正案が今国会で成立する見通しになり、与党は23日までの会期を延長せず閉会させる方針だとのこと。残った会期は、与党は外国人材受け入れ制度「育成就労」を創設する入管難民法などの改正案や、非常時に国が自治体に必要な指示ができるようにする地方自治法改正案などの成立に全力を挙げるそうですが。

 

また、岸田首相は先日、今国会中の衆院解散を見送るとの一部報道について「今は政治改革をはじめ、先送りできない課題に専念している。その結果を出すこと以外は考えていない」と述べるにとどめたこともあって、首相は衆院解散総選挙を断念したという声が大きくなっているようです。ということは、自民党総裁選で選ばれた新しい顔で解散総選挙になるのかも判りませんね。

 

さすがの岸田首相も、今解散総選挙なら与党過半数割れという報道に恐れをなしたのかも知れませんね。でも、座して死を待つのではなく、次期総裁選に立候補するかも知れませんね。問題は、どの顔で総選挙をするのかでしょうか。島田洋一氏は、誰が新しい顔になっても、衆院は来年秋までの任期ですから、短期間の自民党総裁で終わるだろうと話していました。

 

でも、岸田氏もあきらめが悪い。秋の党総裁選での再選をにらんで、今夏に内閣改造・党役員人事を行う方向で検討に入ったそうです。得意の(?)人事で延命を図ろうとするのか。内閣悔い像を行えば、支持率は上昇するのが常だそうですからね。解散できない首相でも支持率が上昇するのですかね。

 

それにしても、最近の政治関連ニュースは詰まらないし面白くない。都知事は小池か蓮舫ですし、鈴木静岡県知事はリニアには消極的ですし、中国には言われっぱなし。そんな中、島田洋一氏が面白い提案をしていました。東京都知事選にほんこん氏が立候補してほしいとエールです。ほんこん氏は吉本興業のお笑い芸人ですが、最近は動画などで政治的な発信をしていますし、「正義のみかた」にもレギュラー出演しています。

 

政治家としては素人ですが、過去には青島幸男も都知事になっていますし、都知事は方針さえ示せば、後は周りの人がぜんぶやってくれるので問題ないと。日本保守党の飯山あかり氏や門田隆将氏などとも親しいようですからね。そういえば、高橋洋一氏も同じようなことを言っていましたね。少なくとも小池百合子や蓮舫よりは数段良いと思います。