静岡県知事選は昨日投開票され、無所属新人で立憲民主、国民民主両党が推薦した元浜松市長の鈴木康友氏(66)が、無所属新人で自民党が推薦した元副知事の大村慎一氏(60)ら5人を破り、初当選を果たしました。自民は4月の衆院3補欠選挙全敗に続き、与野党対決となった同知事選でも推薦候補が敗北。岸田首相の政権運営に打撃となる事は間違いないでしょう。

 

元衆院議員の鈴木氏は、県西部の要である浜松市長を4期16年務めた実績を強調し、支持を拡大。地域や党派を超えた「オール静岡」を前面に掲げ、自民のほか自主投票とした公明党の支持層への浸透にも注力した用ですが、やはりスズキ自動車の支援が大きかったと思います。

 

そして、川勝前知事が着工を認めなかったリニア中央新幹線静岡工区への対応をめぐっては「大井川の水資源確保と南アルプスの自然環境の保全の両立を図りながら推進する」と主張していましたが、簡単に許可するとは思えず、鈴木修氏が現在で有る限り、完成時期が更に遅れる可能性もあると思います。

 

大村氏は、副知事や総務官僚として培った行政経験をアピール。防災・危機管理の重視や「混乱する県政の立て直し」を訴えましたが、自民派閥の政治資金パーティー収入不記載事件の逆風などもあり、及びませんでした。また、自民党への批判が、県知事選にも影響することを示したと言えそうですね。

 

そして、議員の自動失職に伴う東京都議補選目黒区選挙区(欠員2)も昨日投開票されましたが、立憲民主党元職の西崎翔氏(40)と無所属新人で元区議の青木英太氏(33)が当選。自民党系は敗北です。何か、自民党公認で支援でも、自民党系だとなれば勝てない状況が更に広がっているようにも思います。これでは次期衆院選で自民党が過半数割れすることが間違いないのではと思ってしまいますね。

 

 

7月7日投開票の東京都知事選に、立憲民主党の蓮舫参院議員も立候補すると表明しました。小池知事も立候補をするようですから、面白くなってきました。とは言え、両氏共に当選して欲しくないので困ってしまいます。東京都民はどうなのですかね。立民や共産党は市民団体と連携し、小池氏の対抗馬擁立を模索してきましたが、本命を立候補させるということなのでしょう。ここでも勝利し、次は政権選択選挙だと勢い付くのかどうか。

 

この2人、それぞれに大きな問題を抱えています。小池氏はカイロ大学首席卒業という疑惑があり、蓮舫氏は二重国籍問題がありますからね。そして、自民党は小池氏に乗るでしょうから、この二人の争いになることは間違いなさそう。小池氏は、『7つのゼロ』をどうするのか、そして蓮舫氏は『事業仕分け』をやるのかどうか。

 

それにしても、東京都民も大変ですね。私が東京都民なら投票する人が居ません。民党、立憲民主党、共産党を除いた政党で共闘し、小池、蓮舫に勝てる候補者の擁立って出来ないですかね。大谷翔平のように、超有名人で、誰からも好かれる政治家って居ませんか?。政治家で無くても良いのですが。昔、東京には青島幸男が、大阪には横山ノックも居ましたね。結局人気投票になるなら、嵐の櫻井翔君みたいな人も面白そうですが。