東京都の小池百合子知事(71)が3選を目指して都知事選に無所属で立候補する方針を固めたとのこと。29日開会の都議会定例会で表明する方向で、すでに支援団体などとの調整も始めているようです。まあ、今回都知事選に出ないということは政界引退ということになりますから、当然の立候補表明ですね。

 

小池氏は前回選挙では告示6日前に立候補を表明し、これが小池流だなどと言われていましたが、今回は周囲の要請などもあって比較的早い段階で表明することになるそうですが、他の道がありませんからね。4月の目黒区長選と衆院東京15区補選で支援候補が相次いで敗れたこともあり、今回は十分な期間を確保したいという事情もありそうです。

 

小池氏は少子高齢化対策や東京の国際競争力強化、脱炭素などの政策を訴えるとみられますが、満員電車ゼロとか電柱ゼロなどの政策はほとんど達成できていません。というよりも少しの前進も無いと言えますから、何を掲げても期待できませんから、余り意味が無いでしょう。

 

「政治とカネ」の問題で支持率が低迷する自民は前回に続き独自候補を見送り、小池氏を応援する方向だそうです。日本の国会で過半数の議席を持つ与党が、公認候補を出せない状況が続いていますが、こんなことで国政が出来るのですかね。小池氏は都議補選目黒区選挙区で自民候補を支援しており、自民党について「活発に動いて、良い提案などもいただいている」と以前の対決姿勢から態度を一変させているようですが、こちらも前幹事長の二階氏がいなくなった自民党との関係改善を模索しているのでしょうね。

 

一方、立憲民主と共産などが野党統一候補擁立に向けて詰めの協議を行っているほか、日本維新の会も対抗馬を立てるようです。また広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41)が出馬表明していますが、既に立候補者が25人も居るとか。この中には「つばさの党」も居るのでしょうね。

 

また、ネット上では、小池知事の対抗馬として日本保守党の飯山あかり氏を期待している向きもあるようで、イスラム語対決になれば大変な盛り上がりになるでしょう。その他、同じ日本保守党から有本香氏の名も挙がっているようですし、橋下徹氏や元宮崎県知事の東国原氏も。そして、百田尚樹氏は橋下徹氏が出るなら自分も出ると言ったとか言わないとか。私は元明石市長の泉房穂氏も良いんじゃないかと思いますが。さて、小池氏に勝てる候補は誰でしょうね。