大谷翔平の故郷、花巻空港のJALの看板です。ちょっと読みづらいので書いておきます。

 

今日、野球ができることを、母に感謝します

 

5月12日。僕は、今日も野球をしています。

たとえ、僕がカーネーションを抱え、

空を飛んで会いに行っても、母は喜ばない。

試合に、練習に行かなくても良いの?

そんな顔をするでしょう。

だから、代わりに僕はホームランを打ちたい。

空を超えて届くボールが、あの頃みたいに

母を笑顔にしてくれる。そう願って。

 

素晴らしいですね。大谷君が自分で書いたのではないと思いますが、それでもジーンときます。

 

 

 

先月投開票された衆院東京15区補欠選挙を巡り、他候補の街頭演説を妨害するなどした疑いが強まったとして、警視庁捜査2課は、昨日公職選挙法違反(自由妨害)の疑いで、政治団体「つばさの党」本部など関係先数カ所に家宅捜索に入りました。

 

つばさの党を巡っては、他候補が演説する近くで約50分間にわたって大音量で演説したり、車のクラクションを鳴らしたりするなどして選挙を妨害。警視庁は、つばさの党の黒川敦彦代表(45)と、つばさの党幹部で、衆院東京15区補選に出馬していた根本良輔氏(29)ら3人に公職選挙法違反(自由妨害)で警告を出していました。

 

つばさの党はほかにも、他候補の選挙カーをつけ回すなどしていて、警視庁捜査2課によると、衆院東京15区補選に出馬していたほかの陣営からも同様の行為に関する相談が寄せられているほか、複数の被害届も出されており、一部はすでに受理されています。

 

政治団体「つばさの党」の候補者と党員が他の候補者の遊説場所に乗り込み、大音量で質問を行うことで、演説の聞き取りを困難にしたという行為は、民主主義の根幹である選挙を妨害する行為(昭和23年最高裁判断)ですが、近年、一部のマスメディアは政権与党に対する同様の行為を強い論調で正当化してきています。

 

平成29年の秋葉原で行われた安倍首相(当時)の都議選応援演説では、組織的な呼びかけに集まった一部聴衆が「安倍やめろ」「帰れ」と大合唱し、執拗に演説をかき消しましたが、安倍氏は、この妨害者に対し「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と抗議しましたが、左派マスコミは、「批判を連呼しても主権者じゃないか。このむき出しの敵意、なんなのか」(朝日)、「首相、聴衆にまで激高」(毎日)、「敵と味方に分断」(東京)などと安倍氏を徹底的に非難し、ヤジを正当化していたのです。

 

また、令和元年の参院選での安倍氏の札幌演説で「安倍やめろ」「帰れ」という大声を演説にかぶせた人物を北海道警が移動させた事案に対しては「市民を排除。ヤジも意思表示のひとつの方法」(朝日)、「警察の政治的中立性に疑問符」(毎日)、「市民から言論を奪うな」(東京)などと非難しています。

 

これらの論調に多くのテレビメディアも同調した結果、安倍氏は「ステルス遊説」と揶揄された選挙運動を展開せざるを得なくなったのです。また、警察の萎縮もうかがえます。例えば安倍氏暗殺事件では、テロリストが安倍氏に近寄って2発を発砲するまで取り押さえることもできませんでした。

 

そもそも「安倍やめろ」「帰れ」というヤジは意見表明でなく、演説者に対する恫喝的な命令であり、非言論で言論をかき消す「言論の自由」への挑戦行為です。1人のヤジを認めれば、他のすべての人のヤジも認めなければなりません。候補者が他の候補者に質問する体裁を取る「つばさの党」の妨害者を警察が警職法で排除することは、法の下の平等の原則から不可能かも知れません。でも、このような身勝手な「表現の自由」による最大の被害者は、候補者の政治的主張についての「知る権利」を侵害された一般聴衆なのです。

 

今回の事案で多くの国民がヤジ正当化の欺瞞を強く認識するに至ったと思います。「言論の自由」を守る使命を持つ言論機関の一部が非言論による選挙妨害を堂々と正当化してきたことは、民主主義の破壊行為に他なりません。今回のつばさの党の行ったことについて、朝日、毎日、東京新聞は、社としての考え方を城ゃ説として掲載する義務があると思います。