ヤフーニュースが3月中旬に行っているアンケート調査に『岸田政権どう評価しますか?』というのがあります。そこには、≪岸田首相の在職日数が3月7日で886日となり、田中角栄元首相に並びました。岸田首相は6日、政権課題として震災対応や政治の信頼回復、賃上げなどを挙げました。あなたは、岸田政権をどう評価しますか?≫と質問が。

 

その結果は、驚くべきものになっていました。

    大いに評価する           1.5%

    ある程度評価する          2.6%

    あまり評価しない          6.0%

    全く評価しない          89.5%

    どちらとも言えない/わからない   0.4%

何と、評価するは、僅か4.1%しかありません。これって民主主義国家の政権の支持率とは思えませんよね。

 

 

そして、毎日新聞が16、17の両日に行った、全国世論調査での岸田内閣の支持率は17%で、先月中旬の14%より3ポイント上昇していますが、2カ月連続で20%を下回りました。不支持率は前回の82%より5ポイント減の77%でしたが、とんでもない支持率だという意味では同じようなものですね。

 

そして、毎日新聞は、支持率の低迷が昨年6月から下落傾向になっている原因として、マイナンバーカードを巡るトラブルをあげており、LGBT法案には触れていません。そして、11月以降は、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題が深刻化。衆参両院で政治倫理審査会が開かれ、派閥幹部らが弁明したのですが、問題の実態解明は進んでいないとしています。

 

そして、昨日投稿したように、ポスト岸田が居ないのです。居ないどころか岸田氏は続投に意欲十分で、訪米や訪朝まで進めているのです。そして、ポスト岸田候補よりもまだ岸田氏の方がマシだってどういうことなのですかね。これまでの自民党は、ここまで支持が低下すれば、自民党を離党し、新しい政党を立ち上げるくらいの政治家が居ましたが、今はそれすらいない。寄らば大樹の陰で、自民党内で強風が行き過ぎるのをじっと待っているのですから始末が悪い。

 

高市早苗氏、小野寺五典氏、佐藤正久氏、青山繁晴氏、有村治子氏など、まだ何とか頑張ってくれそうな自民党議員が離党して新党を立ち上げれば、それに続く若手の自民党議員も居るのではないかと思いますから、維新、国民、日本保守党、参政党と会派を結成すれば、それなりの影響力を持った集団になるのではないかと思うのですが。

 

もう、今の自民党は、解体的出直しなんて言っている時期は過ぎました。本当に解体しか無いと思いますね。そして公明党との連立も解消し、新たに綱領を作るくらいでなければ多くの有権者の期待にこたえる道は無いと思います。そして、その新綱領には、安全保障を初め、日本の国体をどのように考えて政策を作り上げるのかを明確にしてほしいと思います。