10日の「そこまで言って委員会」で、最近話題になる女性の一人として上川陽子外相が取り上げられていました。麻生氏が講演で持ち上げて以来、次期首相候補の一人だという騒がれ方もあるようですね。でも、島田洋一氏によれば、とても首相候補になるような政治家では無いという事でした。

 

その島田洋一氏が持ち上げていたのが自民党の有村治子参院議員です。私も以前から注目している国会議員ですが、参議院議員ということも有り、首相候補としては世に名前が挙がることは無いようですが。

 

その有村氏、6日の参院予算委員会で、岸田首相に対し、外国人による政治献金が禁じられる一方、政治資金パーティー券の購入は認められている現状について「事実上どちらも政治活動への経済的支援に変わりはない。外国人によるパーティー券の購入をただしていかなければ、日本の政治が外国勢力から支配や干渉を受ける制度的な脆弱性を持ち続ける」と述べ、法改正を訴えました。

 

しかし、岸田首相は「問題意識は共有する。自民党として何ができるかを考えたい」と、意味不明の回答。宏池会のパーティーは、多くの外国人(中国人)が購入していることには触れず、何を行っているのか判らない答弁でした。

 

有村氏は「特定の外国の人が日本の政治家からパーティー券を買い続け、参政権がないにもかかわらず少なからず経済的支援を続けているとすれば、相当の(政治的)動機があるはずだ」とも語っていますが、外国人によるパーティー券購入の是非を巡っては、自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を受けて党内で議論されましたが、1月に了承された政治改革案の中間取りまとめには盛り込まれていません。

 

この有村治子氏の国会質問は、以前から注目されるような発言が多く、突然人気が出ている上川陽子外務大臣よりも、主義主張が明確で、もっと保守層から注目が集まっても良いのではないかと思う1人の女性議員です。

 

そして、政策や主張は明確で、「領土は独立国家の根幹を成すもの。北方領土問題を抱える北海道や、竹島問題を抱える島根県に縁がない者が本気で取り組むからこそ意義がある」と述べていますし、竹島については、「これが同じ我が国領土への対応かと驚くほどに政府の関与が少なく、竹島の返還要求、領土権確立に向けての運動が、島根県議会や県民皆さんによる善意だけに委ねられている。」とも。

 

また、天皇や皇族が、時の政権や外国政府に政治利用されることを強く懸念しており、皇位継承の伝統を守る立場から女性宮家創設に反対する見解を示しています。そして、靖国参拝については、春季および秋季例大祭、8月15日の参拝を継続しており、大臣時代にも3度参拝しています。

 

二重国籍問題および国籍法については、「国家機密を扱う国会議員が、日本国籍のみを持つことは、『国家国民に忠誠を誓う証左』であり、当然の責務では」と主張。外交防衛では、北朝鮮によるミサイル発射実験で、政府は「飛翔体」と表現していることに対し、政府が『飛翔体』と発表していることに対し改善を求め、日本政府は「北朝鮮による発射事案」に改めました。また、尖閣諸島中国漁船衝突事件では、衝突事件を記録したビデオの全面公開を菅直人総理に要求しています。

 

その他、選択的夫婦別姓制度にも反対で、自民党内ではしっかりした保守思想の議員だと思っています。国会での質疑は、何度もネットで取り上げられていますから、次期総裁候補に名前が上がっても良いと思うほどの人だと思います。ハレンチパーティー議員やハニートラップ議員、金をばら撒くことしか知らない議員などとは比べられない議員だと思います。