予想通り、今日は朝から大谷翔平の結婚会見ばかりが、繰り返し伝えられています。政倫審のニュースなど、どこかに飛んでしまったようです。まあ、政倫審なんて大したニュースではありませんからね。それにしても大谷の奥様、どんな人か知りたいですが、大騒ぎするのもどうかとは思います。

 

長嶋茂雄氏や王貞治氏が結婚した時は、奥様と並んで記者会見していました。その方がかえって静かになるかも知れないなと思いますが、どうなのでしょうか。そういえば、松井秀喜の時はどうだったのか記憶に売りません。ダルビッシュやイチローなどは、相手が有名人でしたから、状況が違うので比べられません。

 

7月にはオールスターゲームがあり、その時は家族で登場するというのが慣例のようですから、その時が初めてメディアの前に現れるということになるのでしょうか。興味津々です。

 

 

昨日の衆院政治倫理審査会(政倫審)に岸田首相が出席しました。岸田氏は政治不信を招いたことを謝罪し、弁明では還流資金の政治資金収支報告書への不記載を、いつ、だれが、どのような理由で開始したのか、またその使途など、肝心な点は明らかになりませんでした。というよりも本当に詳しいことは解らないのでしょうね。元々政倫審なんて意味無いですから。警視庁の特捜が調べても法律違反が見つからないものを、国会議員が発見できる訳がありませんからね。野党による選挙対策のための政治ショーと言わざるを得ません。

 

そんなことよりも、私は岸田首相が、自分は独裁者だと勘違いしているのではないかと思います。首相は何をやっても良いと思っているのではないかと。今回の政倫審出席も、誰にも相談することなく、独断で決めたようですから。少なくとも政倫審に出席することになる議員とは、事前に話しておくのが当たり前ではないかと思うのです。反対されても押し切って出席するのと独断で決めるのとは違いますから。

 

独裁者のような突然の決定は、何も今回だけではありません。あのLGBT 法案は駐日米国大使の要請だし、派閥解消を突然決めたことは他派閥の会長を無視したもの。また、G7サミットでの「核なき世界」も党内で議論などせず独断ですし、そして今回の政倫審出席も。そして、これらはすべて失敗であり、少なくとも自民党を支持する多くの有権者を敵に回すことになっただけなのです。

 

産経新聞の産経抄には、『将棋の桂馬は変わった働きをする。8種類ある駒の中で唯一、目の前の駒を飛び越えて、その向こう側に進むことができる。ただし後戻りは不可だ。格言に「桂馬の高跳び歩の餌食」とあり、考えなしに飛び出せば痛い目に遭う』とありました

 

更に、『王将たる岸田文雄首相が見せる昨今の立ち回りは、桂馬のそれを思わせる。衆院政治倫理審査会では、自民5議員のうち何人かが全面公開に難色を示す中、自ら「マスコミオープン」での説明を申し出たのも驚きだった。根回しを飛び越えた観のある〝桂馬の跳躍〟は、成算あっての果断か、窮余の奇策か。どちらだろう』と。

 

そして、日朝首脳会談の開催に向けて、日本と北朝鮮の駆け引きが続けられているようですが、桂馬の高跳びで「ハイレベル協議」などをやれば、取り返しのつかないことになるのではないかと心配です。岸田首相は、金正恩との首脳会談実現への意欲を「私自身が主体的に動いて、トップ同士の関係を構築する」「昨今の日朝関係の現状に照らして、大胆に現状を変えなければならない必要性を強く感じている」と話していますが、もう勘弁してほしい。