岸田首相は昨日、記者団の質問に答え、自民党の派閥のパーティー収入不記載事件で、自身が会長を務めていた岸田派(宏池会)について「政治の信頼回復のために解散する」と明言しました。ニュースで見て驚きましたね。この人、本当にバカだねぇ。こんな大事なことを記者のぶら下がりで発表するのですかね。

 

そして、いつものように、岸田派内で少数の人に説明しただけで、麻生氏や茂木氏など他派閥には一切相談も無く、独断と偏見で決めたようで、何かLGBT 法案と同じようにも感じました。これまで宏池会会長を務めた重鎮にも相談が無いようですから、この人たちはどう思っているのでしょうね。

 

自民党の慣例に反して首相就任後も2年以上、宏池会の会長を続けてきた岸田首相が、先月、突然、派閥離脱を表明しましたよね。政治資金パーティーをめぐる問題での派閥不信から逃げ出したとも言われましたが。会長職を降りると宣言した人が解散を明言したということなのですかね。このあたりもどうも訳が判りませんね。

 

昨日、清和会、志帥会そして宏池会も会計責任者が立件される見通しとなったことが、突然の解散表明の理由なのでしょうか。自民党刷新本部で、政治資金パーティー禁止や派閥中心の人事調整の廃止などが議論されている途中のようですけどね。そして、今日の夕方には、志帥会も解散を表明です。今夜は清話会も総会ですから、こちらもどうなることか。

 

そして、「派閥」が解消されたとしても、岸田首相などが言う「政策集団」は残るのでしょうか。また、党内での岸田降ろしや解散総選挙といったことはどうなるのでしょうね。来週からは通常国会が始まりますが、野党は新年度予算審議をそっちのけで、政治資金パーティーの追及が続きそうですね。こんな国会で日本は良くなるのでしょうか。

 

このまま「派閥解消」となり「政策集団」になっても、多くの国民は信用しないでしょうね。だって、この二つは何が違うのか解る国民ってどの程度居るのでしょうか。結局「政策集団」が陰に隠れて金集めというのが予想されますから。それでは、益々自民党の評価が低下するだけでしょうね。今年も希望は大谷翔平だけになりそう。

 

そして、夕方になって、大野泰正参院議員(64)が在宅起訴されて離党ですね。この人の地元は岐阜県ですが、1955年の保守合同による自民党結党を主導し、初代副総裁を務めた大野伴睦氏の孫です。岐阜県で大野番僕と言えば、大きな影響力のあった政治家で、東海道新幹線の開業に合わせて岐阜羽島駅を作ったことで有名。駅前には大野伴睦夫妻の銅像がありますからね。そんな時代も有ったということでしょうが、孫が自民党を離党せざるを得なくなったことを伴睦はどう思うのでしょうね。