ネットで、政治家の名言NO1として、安倍晋三元首相の『日本を取り戻す』だという記事を見つけました。そして、『そこだけ聞けば多くの方は、日本の経済や志みたいなモノを取り戻すと、そう受け取るでしょうね。しかし、必ずしもそうではないのです。』と続いています。

 

『中韓勢力から浸食されてしまった日本を、奴らの手から取り戻すという意味だったのです。そしてゆくゆくは、経済も防衛も米国に依存しないで済む、完全自主独立型のカタチを夢見ていたのです。そのための手法を熱心に研究し、米高官や大統領へ根気よく働きかけていました。』と。

 

そして、安倍元首相は野党だけではなく、マスコミや左派言論人たちなどから嫌われていた理由として、そういう人たちが嫌がる政策を実現しているからだとも。例えば、韓国によるレーダー照射問題では、今までの日本であれば、日韓関係の悪化を恐れて、うやむやで終わらせてきていたのです。

 

そして、このような問題は中国やロシアなどでも何度もありました。しかし安倍さんは、このような問題に対して公に抗議したのです。それにより、事実を知った国民は、韓国に反感を持つ人がどっと増えました。今までなら大人の対応でおとなしくしていたので、韓国及び親韓国の人達はとても慌てたようですね。でも、これ以降、韓国による反日行動が次々と明らかにされ始めたのです。

 

そして、一番大きな問題は、安倍政権の悲願である憲法改正です。日本は古来よりアジアの軍事大国でした。中国がいかに大勢の将兵を持っていようとも、日本は寡兵で数倍の敵をいつも撃破してきました。ロシアも日本に戦争で負け、朝鮮に至っては併合されるほどでした。

 

しかし、今は憲法9条で、その精強な日本軍に手かせ足かせをはめています。これを改正されるとただでさえ日米同盟で協力タッグを組んでいるのに、日本単体で十分な脅威となります。中韓ロなどは、それをとても嫌っているのです。だから、徹底的に安倍総理の批判をして人格を貶めて、政権の維持や憲法改正のできる勢力を削ごうとしているのです。

 

そして、このように安倍さんを嫌っている人は、「お花畑の住人」「日本国籍ではない人」「周りの雰囲気に流されている人」「日本人ではあるが売国行為で金儲けしている人」そして「自虐史観の呪縛から逃れられない人」だと指摘しています。

 

でも、日本周辺国でも、日本と真の友好関係を維持している国もあるのです。それが台湾です。韓国と同様、一時的に日本が統治した国であるにも関わらずです。祭英文総統は、今回の選挙前に、「これまでの8年、台湾は正しい道を歩んできた。民主主義を堅持し、防衛力を強くした。私たちは台湾の安全を守る決意を国際社会に示した」と述べ、安倍元首相と同様に、完全自主独立型の国づくりを訴えています。

 

今日、投開票される台湾の総統選で、与野党候補の大きな争点は、蔡英文路線を継承すべきかどうかで、「自主独立」を維持するのか、それとも中国による保護国を選択するのかでしょう。「蔡路線の継承」を強調する与党候補、頼清徳氏は「蔡政権で台湾は米国や日本と史上もっとも良い関係を築き、国際社会における台湾の存在感が高まった」と繰り返し強調しています。

 

一方、最大野党、中国国民党は蔡路線を「危険な道だ」と強調し、蔡路線によって「台湾は世界で最も危険な場所となった」と述べています。また、第2野党、台湾民衆党の総統候補、柯文哲氏も選挙戦で、蔡氏の対中政策を批判し、中国と関係改善を訴えているのです。

 

そして、中国は「蔡路線は外国勢力と手を組み、平和を破壊し、台湾海峡の安定に巨大な危害をもたらす」と強調。台湾の有権者に総統選で野党候補に投票するよう介入しています。総統選の直前に中国がかけた脅しは、台湾の有権者の投票行動にどう影響するのか。総統選の結果は今夜遅くに大勢が判明するようですが、台湾の人達にも、安倍さんが求めたように『台湾を取り戻す』総統選であることを期待します。