今朝、夕刊フジを見て驚きましたね。そして、これが自民党、いや日本の政治家なんだと。こんな人たちに日本の政治を任せるなんてとてもできないと改めて思いましたね。

 

北京を訪問した武見敬三厚労相が、中国の保健衛生当局トップの雷海潮・国家衛生健康委員会主任と会談し、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、「日中間でワクチンや医薬品の開発について協力していくことで一致した」のだそうです。ちょっと待ってよ!。

 

よりによって、あの中国と「医薬品の開発協力」とは、正気の沙汰と思えません。武見氏は「1つの国だけでワクチンや経口薬を緊急時に短期間で開発するのは難しい時代だ。中国とも協力するのがお互いの利益になる」と述べたそうですが、医薬品ですよ。組む相手は厳選すべきでは無いのですかね。

 

4年前、中国の武漢市から「謎の肺炎」が広がった際、中国当局が情報を隠蔽して世界を大混乱に陥れたことを武見氏は忘れたのでしょうか。また、新型コロナウイルスに対する中国製ワクチンの有効性の低さは、中国当局でさえも公言しているのです。中国はワクチンなどの開発技術に乏しいため、日本の協力というよりも支援を望んでいるのです。また、中国でのワクチンの扱いのずさんさ、知財権管理のデタラメさもよく報じられているのですよ。

 

さらに、中国での薬品開発の重大な問題は、薬の治験などで「人体実験」を強制収容された〝政治犯〟に行っている疑惑があるのです。中国の強制収容所から奇跡的に生き延びた人たちからは「毎日のように正体不明の薬を飲まされ、注射された」という証言があるのですから。

 

武見氏は、大学院生時代、「日中国交正常化と自民党」という修士論文を書いたという「知中派」でも有名です。逆に大臣になったのは、父が武見太郎氏だったからとも言われている政治家ですから、真の政治家としての力量が判るでしょう。

 

次期大統領に「ホボ」決定のトランプ氏は「中国を脅威」と認めていて、米国では一層強力な「対中シフト」が敷かれることは間違いないでしょう。そんな時機に、なぜ日本が「日中友好」路線への回帰をアピールする必要が在るのでしょうか。

 

明日は、土用の丑の日です。ウナギを食べたいですね。でも、今の国産ウナギって高いですよね。横に中国産ウナギが半額以下で並んでいますが、中国産となるとちょっと手が引っ込みます。その近くには中国産のアサリもありますが、国産は高いですよね。そういえば最近はアサリも食べなくなりました。

 

口に入れる食料品となれば、どうしても中国産には抵抗があります。では、中国産の医薬品を使いたいと思う日本人って居ますかね。いや、病院から出される処方箋には生産国名は書かれないでしょうから、中国産って判らないかも知れませんよ。

 

厚労大臣として、中国産の医薬品が安いから、医療費削減のために優先的に使うようにという通達を出すとは思えませんが、匂わすことは出来るでしょうし、大臣の意向だからと、中国産医薬品が出回るなんていう悪夢まで考えてしまいます。日本の政治は「ジャパンファースト」から「チャイナファースト」になることは無いのでしょうね。