フランス語資格試験DELFを受験!その2
今日は、以前から少しこのブログでも書いていた
フランス語資格試験「DELF」の受験日(Takeshi)だった!!
やはりB2というレベルだけあって、かなり難しかった。
これから受けるという方のために(落ちたら私もまた受けますが・・・)、
今日の試験の内容をお知らせします。
(試験用紙はもらえないので、覚えている範囲で)
<フランス語の試験に興味のない方は、申し訳ありませんが、今日だけパスしてください。>
試験の大きな枠組みはB1と同じで、試験時間が長くなり、問題が当然難しくなる。
Compréhension d l'oral (聞き取り試験)30分くらい
Compréhension des écrits(読解試験)60分
Production écrit(作文試験)60分
Production oral(口頭試験)20分(面接前に準備時間が30分)
最後の口頭試験だけは午後。そのほかは朝の9時から続けて行われる。
予想通り、最初の聞き取りがまったくダメだった。
2つの問題があって、それぞれ録音を聞いて問いに答える。
一つ目が「予防医療に関するフランスの施策」といったテーマのインタービュー録音。
2回聞く機会が与えられるが、選択肢の問題、筆記の問題が全部で10問ほどあり、内容も難しいうえに、答える時間も非常に限られている。
二つ目は「子供たちと本を近づけるための、あるフランスの町の施策」のような話。
いちおうルーアンの話だったが、ルーアンに住んでいるメリットはまったくなかった。
こちらは1回しか聞かせてくれない。
録音を聞く前に、問題を1分間だけ読めるのだが、読み終わる前に録音が始まってしまってあたふた。
B1の時と同じように、もやもやとしているうちに聞き取り試験は終了してしまった。
次は読解。
こちらも2つの問題が用意されていた。
一つは「交通手段における環境問題」。自動車から、自転車や電車のような交通手段への転換が必ずしもスムーズに進んでいない・・といった話題。
もう一つは・・・むむ、忘れてしまった。
時間配分は割とうまくできたつもりだったが、最後のほうで答案を裏返したら続きの問題があってびっくり。前回受けた友人が同じように丸々1ページを回答し忘れたばかりに、合格に2.5点足りなかったという話を聞いていたので、緊張が走った。
いずれにせよ、私にとって内容は難しいことこの上ない。とりあえず頑張って書いたが、いくつかの問題は「とりあえず埋めよう」的に片付けたものもあり、やはり自信はない。
そして作文。
これは1問。テーマは「自分が住む街で美術館や歴史的モニュメントへの入場を無料にする施策があり、それについて市長に手紙を出す」という内容。
フランス語で最低250単語以上という制限があり、ある程度の長さで「論理的に」語らなければならない。基本的には賛意を示しつつ、その無料施策のために税金を上げるという話があり、これについては批判をしなければならない、と注釈がついている。
フランスの中学生、高校生は授業で「論理的な文章」を書くことを常々教わっているらしく、この試験でも「第一に」「さらには」「別の観点から見ると」「それに対し」・・・のような言葉を使って、明快に語ることが求められているという。
これはもう、非常に疲れました。
そして昼食後の口頭試験。
試験会場の教室にいくと、新聞の記事などが書かれた5、6枚の紙が裏返しにおいてある。
そのなかから2枚を選び、その内容を見てどちらか好きなほうのテーマを選べる。
私が選んだのは「身体のラインを読み込む新型ミラーが開発された」という話題の記事。ブティックの試着室にカメラを設置し、顧客の身体情報を読むことですぐにぴったりの洋服が見つかるというものだが、筆者はこれについてプライバシー上の疑問を呈している。
30分の準備時間中に記事を読んで、自分なりの考えをまとめる。
そのあと20分の面接で、まず内容の要約を話し、自分の意見を言って、その後面接官の質問に答え、議論を交わす。議論の国・フランス。当然、面接官はこちらの意見とは逆の立場になって、攻撃をしかけてくる。話題は商店街や公共の場所での監視カメラにまで広がって、20分があっという間に終わった。
終了時に、きれいな女性の面接官が「けっこう良かったですよ」と言ってくれたが、ホントかどうか。
やはり、私の「聞く力」と「単語力」の無さが際だった試験となってしまった。
結果は3週間後です。(Takeshi)
フランス語資格試験「DELF」の受験日(Takeshi)だった!!
やはりB2というレベルだけあって、かなり難しかった。
これから受けるという方のために(落ちたら私もまた受けますが・・・)、
今日の試験の内容をお知らせします。
(試験用紙はもらえないので、覚えている範囲で)
<フランス語の試験に興味のない方は、申し訳ありませんが、今日だけパスしてください。>
試験の大きな枠組みはB1と同じで、試験時間が長くなり、問題が当然難しくなる。
Compréhension d l'oral (聞き取り試験)30分くらい
Compréhension des écrits(読解試験)60分
Production écrit(作文試験)60分
Production oral(口頭試験)20分(面接前に準備時間が30分)
最後の口頭試験だけは午後。そのほかは朝の9時から続けて行われる。
予想通り、最初の聞き取りがまったくダメだった。
2つの問題があって、それぞれ録音を聞いて問いに答える。
一つ目が「予防医療に関するフランスの施策」といったテーマのインタービュー録音。
2回聞く機会が与えられるが、選択肢の問題、筆記の問題が全部で10問ほどあり、内容も難しいうえに、答える時間も非常に限られている。
二つ目は「子供たちと本を近づけるための、あるフランスの町の施策」のような話。
いちおうルーアンの話だったが、ルーアンに住んでいるメリットはまったくなかった。
こちらは1回しか聞かせてくれない。
録音を聞く前に、問題を1分間だけ読めるのだが、読み終わる前に録音が始まってしまってあたふた。
B1の時と同じように、もやもやとしているうちに聞き取り試験は終了してしまった。
次は読解。
こちらも2つの問題が用意されていた。
一つは「交通手段における環境問題」。自動車から、自転車や電車のような交通手段への転換が必ずしもスムーズに進んでいない・・といった話題。
もう一つは・・・むむ、忘れてしまった。
時間配分は割とうまくできたつもりだったが、最後のほうで答案を裏返したら続きの問題があってびっくり。前回受けた友人が同じように丸々1ページを回答し忘れたばかりに、合格に2.5点足りなかったという話を聞いていたので、緊張が走った。
いずれにせよ、私にとって内容は難しいことこの上ない。とりあえず頑張って書いたが、いくつかの問題は「とりあえず埋めよう」的に片付けたものもあり、やはり自信はない。
そして作文。
これは1問。テーマは「自分が住む街で美術館や歴史的モニュメントへの入場を無料にする施策があり、それについて市長に手紙を出す」という内容。
フランス語で最低250単語以上という制限があり、ある程度の長さで「論理的に」語らなければならない。基本的には賛意を示しつつ、その無料施策のために税金を上げるという話があり、これについては批判をしなければならない、と注釈がついている。
フランスの中学生、高校生は授業で「論理的な文章」を書くことを常々教わっているらしく、この試験でも「第一に」「さらには」「別の観点から見ると」「それに対し」・・・のような言葉を使って、明快に語ることが求められているという。
これはもう、非常に疲れました。
そして昼食後の口頭試験。
試験会場の教室にいくと、新聞の記事などが書かれた5、6枚の紙が裏返しにおいてある。
そのなかから2枚を選び、その内容を見てどちらか好きなほうのテーマを選べる。
私が選んだのは「身体のラインを読み込む新型ミラーが開発された」という話題の記事。ブティックの試着室にカメラを設置し、顧客の身体情報を読むことですぐにぴったりの洋服が見つかるというものだが、筆者はこれについてプライバシー上の疑問を呈している。
30分の準備時間中に記事を読んで、自分なりの考えをまとめる。
そのあと20分の面接で、まず内容の要約を話し、自分の意見を言って、その後面接官の質問に答え、議論を交わす。議論の国・フランス。当然、面接官はこちらの意見とは逆の立場になって、攻撃をしかけてくる。話題は商店街や公共の場所での監視カメラにまで広がって、20分があっという間に終わった。
終了時に、きれいな女性の面接官が「けっこう良かったですよ」と言ってくれたが、ホントかどうか。
やはり、私の「聞く力」と「単語力」の無さが際だった試験となってしまった。
結果は3週間後です。(Takeshi)