ロンドンの家賃の高さは、東京の比ではありません。

 

一人暮らしをしようと思ったら、狭くて汚い条件の悪い部屋でも家賃が15万円ぐらいはかかるので、一人暮らしは諦め、マンションや戸建ての部屋に、何人かでハウスシェアをするのが普通です。

 

ちょうど一年前、片付けても片付けても散らかり放題のハウスシェアに嫌気がさし、新しく部屋を借りようと部屋探しをしていた時のこと。

 

今は全部の部屋が埋まっているけど、4月末から4部屋すべてが空くというある物件をネットで見つけ、下見に行きました。

 

不動産屋さんの担当の人に案内されてマンションの3階までついていくと、

 

「ちょっとここで1分待っていて」

 

と言われ、玄関の外で待つことに。

 

ところが、3分経っても、5分経っても、担当の人は出てこない。

 

15分ぐらい経って、ようやく玄関が開き、どうぞと言われて、4つの部屋を一つ一つ見せてもらいました。

 

エントリーナンバー1。(実際のお部屋の写真です)

うわあ、人が見に来るのに、この人の部屋、散らかっているなあ。。。

 

この写真はブログのために撮ったのでなく、部屋を決めるのに後から間取りや部屋の大きさを忘れないためにと撮影したものです。

 

女性の部屋のようですが、靴やトイレットペーパーが散乱し、ベッドが乱れ、恥ずかしいほどの散らかりよう。

 

こんなの見ちゃっていいのか?

 

なんか、写真を撮るのを躊躇しましたが、担当の人がどうぞどうぞと言うので、いいんですか、と思いながらもそのまま撮影。

 

エントリーナンバー2。

もっと散らかっている。

 

食べたものもそのまま、お皿も床に置きっぱなし。

 

散らかっている方に意識が行ってしまい、部屋の印象がよくつかめません。

 

エントリーナンバー3。

これじゃあ、椅子もテーブルも使えない。

 

これだったら今の家の方がまだ散らかってないかも。

 

と、引っ越す決心が揺らぎそうになります。

 

ちなみにネットに載ってた写真はこれ。

散らかっていない。

 

このキレイなお部屋に住みたくて、この日は下見に来たのです。

 

エントリーナンバー4。最後のお部屋。

これじゃあ、ベッドに寝られない。

 

ということで、この日見た部屋は、すべて例外なく散らかっていました。

 

私は高校、大学の時に、クロネコヤマトの引っ越しらくらくパックでバイトしていたので、日本の汚部屋はたくさん見てきたつもりです。

 

でもロンドンの汚部屋度は、やや平均点が高いもよう。

 

さっき担当の人がなかなか出てこなかったのは、キッチンやトイレを掃除したり、整理整頓したりしていたからだと思われます。

 

ちなみにロンドンの大家さんの間では、日本人がお部屋を綺麗に使って家賃を滞納しないということがよく知られており、日本人テナントは引っぱりだこです。

 

これは先人がキレイにお部屋を使い、家賃をきちんと払ってくれたおかげ。

 

次々に汚部屋を見せられ、私はここに引っ越したらお部屋を必ずキレイに使おうと、身が引き締まる思いでした。

 

トイレットペーパーの新しい付け方