ロイヤル・アカデミー展 | トールペインティング スタジオアリス便り

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トールペイント作家&講師 Akiyo Horaguchi
お教室の様子、オリジナルデザインの事、大好きな展覧会巡り、アンティークや趣味のクラフトなどについて綴っています。
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連日秋らしいお天気が続いていますね。昨日は八王子の東京富士美術館まで出かけてきました。
『ロイヤル・アカデミー展 ~ ターナーからラファエル前派まで』とは、なんと心ときめくタイトルでしょう♪
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今回の展覧会ポスターとなったジョン・エヴァレット・ミレイの描く少女のお出迎えです(*^^*)
スペイン宮廷画家ベラスケスの『ラス・メニーナス』にインスピレーションを受けた作品だそうですが、お顔はミレイらしく⁈ 滑らかに描かれていますが、ドレスや手は案外ラフなタッチなのですね。ベラスケスの本作でもラフなタッチという事なのか、気になるところです。
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今回の展示は、アカデミーの設立からロイヤルアカデミースクールでの教育内容についてまで。
アカデミーでは会員によって、その作品を評価しメンバーとして迎えるかを判定していたそう。会員に迎えられるという事は、注文仕事ばかりせずに、自分の描きたい作品を製作出来る地位や名誉も勝ち得ることにつながって行ったようですね。
会員となったものはディプロマワークとして、自分の作品を一点アカデミーに寄贈するルールとなっていたそう。この寄贈のシステムが、今日の素晴らしいロイヤルアカデミーコレクションとなっているのですね。
今回の展覧会でも、それぞれの作品にDiploma Workの銘が見受けられます。
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最近、一連の流れで展覧会が続いていた英国絵画の流れ- ターナー、英国水彩画、唯美主義、ラファエル前派...ロイヤルアカデミー展へとつながっていくのですね。
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今回のお気に入りは、フランク・カダガン・クーパーの『虚栄』、最後のラファエル前派の画家とも呼ばれるだけあって、金 赤 黒の色使いも素敵です。
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ウォーターハウスの『人魚』 お尻のところの尻尾、ずっと画面の切れた部分にいるお仲間の尻尾だと勘違いしてました‼︎ 自分の尻尾だったとやっと気づく私...^^; お魚だけあって、尻尾が柔軟なんですね~。
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こちらの東京富士美術館、常設展もぜひご覧になってください♪ ロイヤルアカデミーコレクションでは、今回の音声ガイドでも紹介されているターナーの赤いブイも見る事が出来ます。
余談ですが、ロココ絵画ブーシェやフラゴナール、ルブランも♪
東京は11月24日までですが、静岡、愛知にも巡回するようです。



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