オルセー美術館展 印象派の誕生 | トールペインティング スタジオアリス便り

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トールペイント作家&講師 Akiyo Horaguchi
お教室の様子、オリジナルデザインの事、大好きな展覧会巡り、アンティークや趣味のクラフトなどについて綴っています。
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大混雑のお盆休み中、「オルセー美術館展 印象派の誕生 ー描くことの自由ー」に行って来ました。
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フューチャリング マネ⁈ マネがいっぱい~(*^^*)
「笛を吹く少年」小さな作品だとずっと思っていました。ちょっとクラシカルなポーズの少年、衣装の黒と赤の色出しが素敵♪ トールペイントの絵の具にこんな色味の赤がないものか。
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モネの大きな作品も来ています。「草上の昼食」、この等身大の人々に誘われて、一緒にピクニックへお出かけ気分になるようにと描かれたそうですが、右側は上部が無い断片となっています。家賃未払いの為、家主に取り上げられ、取り戻した頃には湿気で痛んでしまいカットされたとのエピソードも。
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こちらもモネの「ゴーディベール夫人の肖像」、どっぷりと印象派になってしまう前の作品が大好きです。
モネ作品もなかなか素敵なものが来ています。「死の床のカミーユ」妻の死に顔を、粗いタッチで描いた作品。そこに魂をつなぎ止めようとしているかのようで胸に迫りくる感じです。
また、様々なタッチで雪景色を描いたモネの「かささぎ」。光輝く雪、日陰の雪、柵や木々に積もる雪、トールペインターの方には特にオススメです♪
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そしてドガ~♪ この作品は未完⁈ 踊り子の足が描き直された跡がありますよね。なんだか気になります。ドガは競馬場の絵も素敵でした♪
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ホイッスラーの「灰色と黒のアレンジメント第一番」、最近ラファエル前派展かテートギャラリー展でも彼の作品が来日したばかりですね♪
イメージの色調を「ノクターン」やら「シンフォニー」などの音楽用語にのせた心憎いタイトルも大好きです♪
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ベルト・モリゾの「ゆりかご」、同じく女性画家を目指していた姉をモデルに描いた作品だそうです。マネの描いたスミレの花束を持つモリゾの肖像に、なんとなく似ていませんか?同じ雰囲気を持つ姉妹なのかしら。
ベビーベッドの天蓋から垂れるレースに、優しいベビーピンクの細いリボンが描かれていて、ホッペのピンクと呼応しているかのよう。赤ちゃんの柔らかなほっぺの感じが伝わってきますよね♪ ルーベンスのようなおてもやんホッペとは違うなぁ~なんて♪
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その他にもラトゥールの「花瓶のキク」も図版やポストカードでは、まるで良さが伝わらず、ぜひ穴のあくほどに見て欲しい作品です♪
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それにしても、音声ガイドに20名も並んでいるなんて...(-_-) 夏休みが終わったら、またじっくりと見に行きたい展示です。
あまり印象派は好きでは無かったけれど、テーマが「印象派の誕生」だったので良かったのかしら?
国立新美術館で10月20日まで。オススメです♪




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