レ・ミゼラブルとフランス・アラカルト | トールペインティング スタジオアリス便り

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トールペイント作家&講師 Akiyo Horaguchi
お教室の様子、オリジナルデザインの事、大好きな展覧会巡り、アンティークや趣味のクラフトなどについて綴っています。
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昨日は深谷シネマ敷地内にある「寺子屋」にて定期開催されている「フランス・アラカルト」に参加してきました。
酒蔵の杜氏さんたちが、寝泊まりをしていた家を寺子屋を模して改装した、こんなレトロな建物です。

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大人の為の寺子屋...「フランスの詩と小説と映画と音楽について、縦横無尽に語り合う楽しい集い」、ご講義下さるのは、慶応大学教授でフロベールの研究もされている橋本順一先生です。

私は昨日の、第2回 文学と映画②「レ・ミゼラブル」からの参加となりました。
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主要登場人物にまつわる当時の政治的な背景やブルジョワから労働者環境、フランス特にパリにおける市民の生活などについて、まさしく縦横無尽に先生のお話が♪

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コゼットがテナルディエ夫婦から引き取られた時、支払われた金額は1500フラン、150万円相当になるそうです。この金額を安く言いすぎたとずっと後悔していたのも、何となくうなずけますね~。
そしてジャンヴァルジャンがコゼットにプレゼントした初めてのお人形は、フランスの人形ではなく、ドイツ製と考えられているそうです。
ケストナーとかビックリお目々のビスクドールだったのでしょうか。
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講義はユゴーを取り巻く当時のフランス文学界にも。
先生の研究されている「ボヴァリー夫人」の著者フロベールや、詩人ボードレールからの「レ・ミゼラブル」への評価も面白いエピソードですね。
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当時のユゴー翁はフランス文学界のトップのような存在であり、堂々と非難すれば、仕事上支障をきたすような存在だったのですって!
同業者からも「子どもじみている」と書簡などでは酷評されていたそう。
ちょっと面白いエピソードですね♪
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次回はラクロの「危険な関係」、グレン・クローズ主演の映画をレンタルしてお勉強していかなくては♪
講義後は美味しいフランスワインとフランスの色々なチーズを頂きながらで2時間ほどでしょうか。
まだ私のように途中参加も可能ですので、ぜひどうぞ~♪

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