顔って人生そのもの。
そう思ってきたけど、
やっぱりそうだよねって実感した。
美人だとか
そうではないとか
そんなことではなく。
歩んできた人生を示すものが
顔だと思う。
人生が顔を作るというか。
病棟で働いていた時、
同じ病院着だからかもしれないけれど
その方がどんな方か、
どんな人生だったのか
顔を見たら
なんとなく察することが出来た。
そしてお話を聞くうちに
お人柄が見えて来て
感じたことは
だいたいあっていることを確信する。
いいとか悪いとかじゃなくて
その方が一生懸命生きて来た証。
患者さんが自分が辛い中でも
優しい言葉をかけてくれたり、
感謝の言葉を口にしてくれたり
言葉にはしなくても
行動やしぐさでわかる優しさは
本当に何にもかえれないくらい
自分の心があったかくなった。
そんな方の顔は
あったかくて、優しくて
可愛いお地蔵様みたいなかんじ。
会うたびに、
見かけるたびに
自分が押しつぶされそうなときにも
心が癒されたのを思い出す。
美人に越したことはないし、
わたしもなりたい。
でも、
作られすぎた冷酷な美しさは
わたしが求めているものではないから。
わたしは
温かくて優しくて癒される
そんな人でありたいし
年を重ねるごとに
そんなふうに、
幸せで温かいしわを刻んでいきたい。
いるだけで癒される、
そんな顔に。
表情や、口癖や思考は
良くも悪くも
顔をつくる。
もし、
感情の乱れている自分に気付いたら。
大丈夫。
そこから、そこから。
口角をあげて、
始めよう。
わたしはやっぱり。
心からの人の笑顔が好きだ。
嘘っぽい、
張り付いたような
仮面みたいな笑顔は
いらない。
可愛いままで進む個別セッション